提示を受けた皇室典範改正案の骨子について記者団に説明する森衆院議長(右から2人目)(19日、東京都千代田区で)=大原一郎撮影

写真拡大

 政府は19日、皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案の骨子を衆参両院の正副議長に提示し、大筋で了承された。

 旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案では、必要があれば「30年ごとに見直しを行う」と付則に盛り込んだ。

 木原官房長官が衆院議長公邸を訪れ、森衆院議長らに示した。骨子では、養子案と女性皇族が結婚後も身分を保持する案を実現するため、ともに皇室典範の改正で対応すると明記した。養子案を巡っては、一部の野党が時限的な措置として特例法の制定を求めている。

 養子案の見直しに関しては、正副議長の取りまとめで「一定年数ごと」とされたが、骨子では「30年」と明記した。養子対象の男子は「15歳以上」と盛り込んだ。女性皇族の夫と子の身分については、明記していない。

 森氏は「総意の取りまとめに沿った内容と判断した」と記者団に語った。木原氏はその後の記者会見で今後、骨子より詳細な要綱を作成し、22日に正副議長に説明する考えを示した。政府は要綱を来週中にも与野党全体会議に提示し、月内にも皇室典範改正案を閣議決定する方針だ。