トランプ大統領、戦闘終結へイランとの「覚書」に署名“19日に海峡は完全開放”
アメリカのトランプ大統領は15日、イランとの間で戦闘終結に向けた覚書に署名したと明らかにしました。
アメリカ・トランプ大統領
「大変喜ばしいことにディール(取引)は全て署名された。(ホルムズ)海峡はすでに部分的に開通している」
トランプ大統領は15日、イランとの間で覚書にすでに署名したとした上で、正式に合意する19日には「ホルムズ海峡は完全に開放される」と成果を強調しました。
アメリカ政府高官によりますと、覚書にはトランプ大統領とバンス副大統領が署名し、イラン側はガリバフ国会議長が署名したということです。
また、覚書の中身について「核問題を協議する枠組みやイランの資産凍結の解除の準備も進めている」としていて、詳しくは今後、数日以内に発表するとしています。
一方で、イスラエル軍のレバノンからの撤退は「含まれない」としています。レバノンは親イラン組織「ヒズボラ」の拠点で、イラン側は合意の条件として繰り返し戦闘停止を求めてきました。
しかし、アメリカとイランの合意後もイスラエル軍による攻撃は続いていて、15日にはレバノン南部への無人機による攻撃で1人が死亡しています。
イランは合意の条件として、ほかにもホルムズ海峡の通航料の徴収なども求めていて、双方の主張の違いで今後、対立が再燃する可能性も残っています。
こうした中、フランス・エビアンではG7サミット=主要7か国首脳会議が開幕しました。トランプ大統領も出席していて、16日には中東をテーマとした議論が行われる予定です。最大の焦点はイラン情勢で、事実上の封鎖が続いていたホルムズ海峡の安定した通航に向けた協議も行われるとみられます。