南部鉄器とプーアル茶を縁に交流 中国・南アジア博に岩手県が出展

【新華社昆明6月15日】中国雲南省昆明市で開催されている第10回中国・南アジア博覧会に、岩手県が出展している。海外パビリオンに設けた展示エリアでは、南部鉄器や神楽をモチーフにした製品などが紹介されている。
岩手県と雲南省の交流は、2010年の上海万博をきっかけに始まった。雲南省の特産であるプーアル茶と岩手県の南部鉄器がそろって出展され、南部鉄器の鉄瓶で入れたプーアル茶は味わいが良くなると注目された。交流が深まり、双方は13年11月に友好交流協力協定を締結した。

岩手県は翌14年から中国・南アジア博覧会や中国昆明輸出入商品交易会などに参加。コロナ感染症流行の際にもオンラインで出展するなど、毎年参加を続けてきた。18年には昆明に雲南事務所を設けた。
雲南事務所の李楠(り・なん)所長によると、今年はブース面積を前年の3倍に拡大し、岩手県一関市に製造拠点を持つ素材メーカー、ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーも初めて参加した。

同社は高透明フィルムや金属調の加飾フィルムを主力製品とし、華為技術(ファーウェイ)や比亜迪(BYD)など中国の大手企業とも協力実績がある。担当者の吉澤俊治氏は、博覧会を通じ、雲南省や南アジア、東南アジアで企業間取引を拡大したいと語った。
経済交流は農産物にも広がっている。岩手県の企業は以前から雲南産の野生キノコを輸入しており、現在はアミガサタケ栽培の技術協力も進めている。岩手県商工労働観光部産業経済交流課の藤原賢悦氏は「岩手県の優れた製品や産業を雲南省に紹介するとともに、雲南省の製品や産業を日本にも岩手にも紹介したい」と述べた。(記者/荘北寧)



