週明け15日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比64.96ポイント(1.61%)高の4096.47ポイントと続伸している。
 投資家のセンチメントが上向く流れ。米国とイランの和平合意が材料視されている。ホルムズ海峡の船舶航行も再開される見通しとなり、日本時間15日の時間外取引でWTI原油先物は急落。一時80.00米ドル/バレルと、3月上旬以来の安値水準まで下げる場面がみられた。原油高が経済の下押し圧力になるとの不安も薄らいでいる。また、外国為替市場で対米ドルの人民元高が進行していることや、非鉄や金など金属市況が上昇していることもプラス材料だ。指数は中盤から上げ幅を広げている。一方、中国ではあす16日、5月の月次経済統計が公表される予定。内容を見極めたいとするスタンスが上値を抑えた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)やLED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、光ファイバー・ケーブル製造の烽火通信科技(600498/SH)が7.4%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が7.2%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、中国政府系半導体企業の華潤微電子(688396/SH)が13.2%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は5.1%高と他の主要指数をアウトパフォームした。投資家のリスクオンが強まり、成長株の半導体関連が世界的に買われている。
 非鉄・産金株も急伸。江西銅業(600362/SH)と廈門タングステン業(600549/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、洛陽モリブデン(603993/SH)が9.5%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が7.6%高、中金黄金(600489/SH)が5.0%高で引けた。
 空運株も高い。春秋航空(601021/SH)が6.0%、中国東方航空(600115/SH)が5.6%、中国国際航空(601111/SH)が4.0%、中国南方航空(600029/SH)が3.6%ずつ上昇した。インフラ建設株、自動車株、不動産株、保険・証券株なども買われている。
 半面、石油・石炭株は安い。中曼石油天然気集団(603619/SH)が5.6%、中国海洋石油(600938/SH)が4.6%、中国石油天然気(601857/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)が8.7%、陝西煤業(601225/SH)が6.4%、中国神華能源(601088/SH)が6.0%ずつ下落した。軍需産業株、銀行株、食品飲料株、公益株、医薬株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.73ポイント(1.39%)高の271.17ポイント、深センB株指数が12.51ポイント(1.10%)高の1146.26ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)