ChatGPT解禁のサムスン電子…サム・アルトマン氏、「AI大転換」の現場へ
OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が今月中に韓国を訪問する。昨年10月に韓国を訪れて以来、8カ月ぶりとなる。
11日、財界によると、アルトマンCEOは15日にサムスン電子の水原(スウォン)デジタルシティで開かれる「DXインサイトトーク」に講演者として参加し、人工知能(AI)を活用した業務革新戦略などをテーマに講演する予定だ。サムスン電子はこの日、社内告知を通じて「外部の生成AIサービスを社内に導入することで、われわれは今、AIの本格的な業務活用と普及に向けた新たなスタートラインに立っている」とし、「働き方にもう一つの大きな変化を迎える今、その出発点をOpenAIのサム・アルトマンCEOと共にする」とした。
サムスン電子のデバイスエクスペリエンス(DX)部門は12日から、ChatGPT、Gemini Enterprise(ジェミニ・エンタープライズ)、Claude(クロード)の3種類の企業向けAIサービスを社内に正式導入する。セキュリティ上の懸念から外部の生成AI活用を制限してきた従来の方針を転換したものだ。AI活用の拡大が将来の競争力確保により重要だとの判断が反映された。
DX部門を統括する盧泰文(ノ・テムン)社長は、「外部の生成AI導入は、われわれの働き方と実行スピードを根本的に変える出発点だ」とし、「個人の生産性向上にとどまらず、組織全体の実行力を高め、これを通じてDX部門の事業競争力を一段と引き上げたい」と述べた。
半導体事業を担当するDS部門も、外部の生成AI導入を段階的に拡大している。現在はアンソロピック(Anthropic)のClaudeを使用しており、12日からはChatGPTの利用も認める。グーグルのGeminiも年内に導入する予定だ。
アルトマンCEOは今回の訪韓期間中、AIインフラのサプライチェーン確保に向けた動きにも乗り出す見通しだ。OpenAIはAIモデルの高度化に向け、大規模データセンターへの投資や独自AI半導体の開発を推進している。サムスン電子は、OpenAIの独自AIチップ「Titan(タイタン)」に搭載される第6世代高帯域幅メモリー(HBM)を供給すると伝えられている。アルトマンCEOは今回の訪韓期間中、サムスン電子をはじめとする韓国の半導体業界の主要関係者らと会い、AI半導体やサーバー用基板など中核部品のサプライチェーン協力策について協議するとみられている。
