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東京駅から徒歩1分のところに、多くの外国人が駆け込む年中無休のクリニックがあります。そこには、日本に到着後、耳に激痛がはしり、不安で寝られないというイタリアからの観光客に、突然、脚が赤く腫れてしまったというスコットランドからの観光客が。様々な症状をかかえてやってくる外国人観光客を取材しました。

■「到着したばかり…左耳に激しい痛みが」

東京駅近くの年中無休のクリニック「Tokyo Station International Clinic」(朝9時〜夜9時)では、訪れる患者の8割が外国人。スタッフの多くは英語や中国語でも対応可能です。

イタリアからニッポン観光にやってきたという親子は、「きのう到着したばかりなのですが、左耳に激しい痛みが出て不安になって」といいます。

耳に激痛が走ったのはこの前日の夜のこと。不安で眠れなかったといいます。早速、耳鏡(じきょう)と呼ばれるスコープを使って診察です。

医師
「耳の中が見えない。耳あかが多くてよく見えない」

それでも明らかに赤くなっていることを確認すると…

医師
「気圧の変化で傷ついたのかもしれません」

痛みの原因は、気圧の変化によるものとみられる中耳炎。炎症を抑えるため、痛み止めと抗生物質が処方されました。

イタリアから来た人
「Thank you very much!ありがとう」

■脚に突然の腫れと痛み…夫も心配

スコットランドからやってきた夫婦。妻は脚に痛みがあるといいます。

スコットランドから来た人
「脚が突然、赤く腫れてしまったんです」
「東京ディズニーシーで16キロ近く歩きました。その日の夜から腫れがひどくて」

一番の目的だったという東京ディズニーシー。ただ、夜には、脚には腫れと痛みが。夫も心配そうに診察を見守ります。その原因について、診察中に「1週間前に転んで、大きなすり傷とアザができました」という話も出ました。

医師は「傷から細菌が入って感染症を起こしています」といいます。

歩きすぎたことで脚がむくみ、血流が悪くなったことも感染の進行につながった可能性があるといいます。妻には感染を防ぐ塗り薬が処方されることに。

スコットランドから来た人
「きょうはホテルでのんびりと過ごします」

1日しっかり安静にすればよくなると聞き、ずっと不安そうだった夫もやっと笑顔になりました。

■“夢はオリンピック出場”フェンシング選手が…

フランスから来た留学生のエミリーさん(21)。

エミリーさん
「フェンシングで攻撃したときに手首を痛めました」

実はエミリーさんはフェンシングの選手。しかも、ジュニア時代にフランス代表に選ばれたこともあるという実力者。現在、日本のトップ選手が集まるナショナルチームと一緒に練習しているといいます。

医師「親指は動かせますか?」

エミリーさん「動かせます」

手首は軽度の捻挫と診断。しかし、痛みがあるのは手首だけではなく、エミリーさんは「ひざを動かすと変な音がします。走ると痛みますし、座るだけで痛いときも」といいます。

医師「ひざの関節に異常があるかもしれません」

医師からは、将来のことも考え、一度、精密検査を受けるようアドバイスが。

エミリーさん「おそらくMRI検査です。何事もないといいのですが」

不安を隠せないエミリーさんですが、オリンピック出場という夢に向け、近く検査を受けるということです。

■目当ての富士登山を前に…“骨が折れているかも”

富士登山を目当てにやってきたという、カナダから来た家族。父親は、足を引きずるようにして歩いていました。

カナダから来た人
「きのう公園で遊んでいて足首を痛めたんです。階段からとびおりたら着地に失敗。パキって音がして」

初めての日本で、テンションが上がりまくっていたというお父さん。「骨が折れているかも」と心配しながら、スーツケースを使って診察室へ。靴下を脱ぐだけでも、かなり痛い様子でした。

しばらく診てもらうと、医師からは「骨折ではありません」という言葉が。

足首をひねった、捻挫と診断。痛み止めの薬が処方されました。そして日本滞在中、松葉づえを借りることになりました。

カナダから来た人「これで完璧」

痛みがひけば、また歩けるようになると聞き「骨折じゃなくて本当にひと安心」と話しました。

楽しみにしていた富士登山は断念。その分、観光地巡りや日本食などを思う存分楽しんだということです。