94歳・広岡達朗が「40歳でも現役にこだわる選手」に放った苦言がド正論すぎてぐうの音も出ない。巨人・田中将大にも言及…
ヤクルト、西武を日本一に導いた名将・広岡達朗氏は、94歳になった今もプロ野球界に厳しい視線を向ける。長く現役を続ける選手が珍しくなくなった時代に、広岡氏があえて問うのは「衰えをどう受け入れるか」という問題だ。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
――御年94歳になられますが、ご自身の年齢や肉体の衰えについて、どのように向き合っていらっしゃいますか。
93歳になりかかっとる頃までは、まだよかったんだけどね。94歳になると、衰えるとはこういうことかと痛感するようになった。
人間は赤ん坊から大人になるまで成長して、ある時期からは横ばいになる。ところが60歳ぐらいを過ぎると、少しずつ老いていく――。これは自然の原理です。そのとき問題となるのは、肉体が衰えること自体ではありません。気持ちまで一緒に落としてしまうことなのです。
老いれば痛いところがあるのは当たり前です。長く生きていれば、体のどこかに不具合は出る。
けれども、心まで病ませてはいけない。自分の気持ちを喜ばせてやる努力をする。そういうことを言える人が、今は少なくなったように思います。
――今のプロ野球界を見ると、40歳近く、あるいは40歳を超えて現役にこだわるベテラン選手も少なくありません。広岡さんの目にはどう映っていますか。
