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 ◇大相撲夏場所13日目(2026年5月22日 両国国技館

 注目の2敗対決は、12場所ぶりに大関復帰の霧島が平幕・琴栄峰を下した。逆転のうっちゃりで11勝目を挙げ、単独トップに浮上。2場所連続優勝、東京場所初Vへ大きく前進した。小結・若隆景は翔猿をつり出し、義ノ富士は宇良を押し出して3敗を守った。14日目に3敗同士の琴栄峰―若隆景が組まれたため、優勝決定は千秋楽になる。

 霧島の豪快な技に館内が歓声とどよめきに包まれた。

 立ち合いから頭で当たり、左を差したが、すくい投げが決まらず。琴栄峰に右上手を許し、土俵際まで追い込まれた。左足で相手の右足を崩しながら、「できればしたくない。何とか集中できたかな」と逆転のうっちゃり。軍配は琴栄峰だったが、物言いがつき、軍配差し違え。「最後まで諦めないで良かった」。白星をかみしめるような表情で勝ち名乗りを受けた。

 4度目の賜杯へ突き進む覚悟だ。この日の朝、本場所を観戦するために来日したモンゴル出身の大相撲ファンが音羽山部屋を訪れ、力士の成績などがモンゴル語で記されたノートを渡された。自ら報道陣に説明し、「10年前くらいから勝敗をつけているみたい。モンゴル人だけじゃなくて日本人とかも全部書いてある」と目を丸くした。日増しに高まる周囲の期待を背に「毎日、頑張っていますから」と連覇への青写真を描いた。

 2敗を死守し、単独トップに浮上した。「しっかり勝てて良かった」とホッとした様子。14日目は4敗の伯乃富士との対戦が組まれた。2場所連続賜杯、東京場所初Vへ「まだ残り2日間あるし、一番一番しっかり集中していきたい」。一人大関として、最後まで星を伸ばしていく。