磐越道バス事故 車内でLINE…生徒「大切な人に連絡を」 “事故5回”も…逮捕の運転手「直近の事故歴ない」
磐越自動車道で21人が死傷したバス事故で、乗っていた高校生同士がやりとりしていたLINEの内容が明らかになりました。
■「おまえらシートベルトしとけ」

事故当日、バスに乗る前の午前5時すぎ。
部長「ついた人から荷物ね」
部長から遠征準備のメッセージ。バスに乗った生徒の保護者が明かしたLINEのやりとりです。バスが出発してまもなく、メッセージの緊迫感が増します。
部長「みんな大切な人に連絡しとけ」
顧問不在のバス車内で、部長は部員を守るため、さらに呼びかけます。
部長「おまえらシートベルトしとけ」
事故が起きたのは午前7時半ごろ。その1時間半ほど前から、生徒たちは身の危険を感じていたようです。
部活の遠征中、事故に巻き込まれた北越高校・男子ソフトテニス部の部員20人。そのうちの1人、稲垣尋斗さんがバスの外に投げ出され亡くなり、17人が重軽傷を負いました。
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事故を知ったほかの部員は…
休みの部員「無事な奴 返事できたら返事して」
休みの部員「大丈夫か」
部員「稲垣さん以外意識あります」
部員の保護者によりますと、複数の部員が精神的にもダメージを受け、「高速道路が怖い。ガードレールが怖い。バスは二度と乗りたくない」などと話しているということです。
■警察から免許返納促されるも…容疑者「不安はなかった」

事故の真相究明が待たれる中…
記者「バスの前方部分を見ますと、ガードレールが完全に貫通しているのが分かります」
衝突時のスピードなどを調べるため、警察は14日から本格的なバスの調査を始めます。バスを運転していたのは、過失運転致死傷の疑いで逮捕された若山哲夫容疑者(68)。
若山容疑者(68)「生徒を乗せたバスで大変な事故を起こしてしまい深く後悔している。体と運転に不安はなかった」
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こう話したといいますが、実は先月初めと末の2回、警察から免許返納を促されていたことが新たに判明しました。捜査関係者によりますと、若山容疑者の自宅に警察官が直接出向き話したということです。
なぜなら、事故の5日前にも若山容疑者が運転していた紺色の軽自動車が事故を起こすなど、若山容疑者は先月から少なくとも5回、事故を起こしていたためです。それでも「不安はなかった」と話していた若山容疑者はさらに…
若山容疑者「直近の事故歴はない」
調べに対し、こう説明。警察は信ぴょう性を含め、慎重に捜査しています。