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 ◇セ・リーグ 阪神2─4ヤクルト(2026年5月13日 神宮)

 【片岡篤史 視点】2―1とリードの7回。好投していた阪神・高橋に1死一塁で打席が回ってきた。そこまでの球数は97。続投か継投かは難しいが、阪神ベンチは代打策で継投を選択した。救援投手が打たれて結果は失敗になったが、それはあくまで結果論であって、仕方がないと思う。

 ただ、8回に3番手でマウンドに立った桐敷は反省してほしい。先頭の武岡に右前打されて、代走の並木に二盗、そして石井に同点打を許した。武岡にはカウント0―2から、沢井への死球も0―2からで、1死一、二塁で丸山和につながれた左前打も0―2からだった。投手有利のカウントに持ち込んでいるだけに、もったいないし、もう少し慎重になるべきだった。無死一塁から代走の並木に二盗を決められたのも、けん制球を投げない“けん制”もあるとはいえ、やはり警戒は必要だったと思う。

 8日のDeNA戦で1回もたずに6失点降板しており、ベンチは状態を上げてくれ…と期待を込めての投入だったはずだ。現状は石井が不在で、岩崎、及川も昨年ほどの安定感はまだなく、ブルペン陣は正直、苦しい。今は戦力を見極め、勝ちパターンを構築中。球宴までは、このような起用法で誰かが出てきてほしい。この日の不安そうに投げる桐敷を見ていると、もっと自信をもって勝負してほしいと願う。(スポニチ本紙評論家)