JRT四国放送

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職業として、警察官を志望する人が年々減っています。

きつい、厳しい、そんなイメージを払拭しようと、徳島県警が取り組んでいる採用活動と、今の時代に合わせた警察学校生活を取材しました。

警察官になるために、半年から10か月間通うことになる警察学校。

厳しさの象徴として語られてきた警察学校も、時代とともに少しずつ変化しています。

(警察学校入校一か月・古川奏真 巡査)
「例えばスマートフォンが使えたり、土日に家に帰れたりするのは想像と少し違った」

(警察学校入校一か月・松永萌 巡査)
「24時間、同期のみんなと一緒にいれる楽しさや、みんなと切磋琢磨して頑張れる厳しさもあるので、毎日楽しく頑張れている」

寮生活の中にも、こんな変化が。

こちら女子寮の一室です。

これまでの集団部屋とは違い、部屋は6畳ほどのワンルーム。

プライベートが守られた、環境を提供されています。

食事面でもこれまでに比べ、肉や野菜など栄養バランスをより重視した三食が提供されています。

ご飯の食べ放題は、いつの時代も変わらず。

勢いよく口いっぱいに頬張ります。

(初任科生)
「三食バランスよく、いい食事を提供してくれているので、すごくおいしいです」

(初任科生)
「体を動かすので(栄養を)摂れるのは嬉しいです」

31年前に警察学校を卒業し、警務課の幹部として警察官の採用に取り組む富田さんも、当時との変化を話します。

(県警警務課・富田勲 参事官)
「私たちの時は、最初の一か月は外出禁止とかがあったが、今はすぐに、週末休みは外出できるし」
「今の時代に合った学校になっていると思う」

もちろん、県民の安心・安全を守るために、体力や忍耐力など、これまで通り厳しい訓練も積み重ねています。

厳しさだけではなく、今の時代に合った変化が生まれているのにはある訳が。

(県警警務課・井内 学 人事係長)
「この10年間を見てみると、全国的に約2分の1まで(志願者が)減少している状況。徳島県警も例外ではないと認識している」

県警のまとめによりますと、10年前に比べると警察官採用の志願者数は150人、率にして4割減っています。

(県警警務課・井内 学 人事係長)
「警察イコール厳しいというイメージがもちろんあると思う。やっぱり今の時代の若い世代にマッチする就職価値観と言えば、そうじゃないところもあるかと思う」

優秀な人材を確保するため、徳島県警では2025年からこんな取り組みも始めました。

(県警警務課・井内 学 人事係長)
「体力検査の基準を見直したことが主な変更点」
「腕立て・握力・立幅跳びなどあるが、この種目ごとに、これ以上出来ないと不合格という失格基準をなくして」
「その回数に満たなくても、その回数で点数が付くというようにしている」

そして、県警が近年取り組んでいるのは女性の採用。

ここ数年は採用数の約3割が女性で、他県に比べても高い水準です。

(県警警務課・井内 学 人事係長)
「女性も働きやすい職場の環境や制度を整えている。女性をどんどん採用して活躍してもらって、幹部に登用するという流れがある」

時代の流れに合わせながら変化する警察。

すべては県民の安心・安全を守るため。

試行錯誤は続きます。