15番ティーショットを池に入れてしまった渡辺彩香(カメラ・古川  剛伊)

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◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(7日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)

 今大会の大きな見所が15番パー3だ。

 今年は2023年以来、3年ぶりの西コース(C)開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに設定された。ティーエリアとグリーンの間には大きな池が広がる。グリーン前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれている。アマチュアのように直接の池ポチャはプロではあり得ないが、ピン位置が手前に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険が大。第1日のピンポジションは手前から6ヤードの難しい位置(実測値は91ヤード)に設定され、池ポチャが連発した。

 ツアー通算6勝の実力者、渡辺彩香(大東建託)も池ポチャの悲劇に遭った。58度のウェッジで放った第1打は、ピン奥5ヤードの地点に着弾した。

 「狙い通りの所に行って『まあまあかな』と思ったら、あれよあれよとボールが戻ってきて『え、ウソでしょ?』って。まさか池に落ちるとは思わなかった」と渡辺は悲劇を振り返った。

 赤杭(くい)の場合、ボールが落ちた地点からピンに近づかない地点で2クラブ長以内から第3打を打てるが、今大会の15番の池は黄色杭のため、打ち直しの第3打はティーエリアからとなる。

 打ち直しの第3打は54度のウェッジでスピンがかかり過ぎないようにショットし、ピン左2メートルにつけて第4打をねじ込み、ナイスボギーでしのいだ。「これ(が正解)だったんだ、と思った」。渡辺ほどの実力者でも1打目は、ワナにはまる難解ホール。日本プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当は「ウェッジで、スピンコントロールの技術が求められます」と解説する。

 渡辺は2バーディー、7ボギーの77で75位スタートと出遅れた。

 平均スコアはパーを超える3・1833(難度は18ホール中13番目)。超ショートホールは易しそうで易しくない。最終日はピンがさらに手前の難しい位置に設定されることが予想される。ただ、距離は短いため、スピンコントロールに成功すればバーディーチャンスにもなる。失敗すれば池ポチャ…。超ショートホールは優勝の行方も左右する新しい名物ホールだ。(竹内 達朗)