辻発彦氏 巨人・大勢は不安なく腕が振れている 球速以上の速さと切れを感じた
◇セ・リーグ 巨人3―2ヤクルト(2026年5月5日 東京D)
【辻 発彦 視点】大勢がいい状態で復帰したことで巨人の勝ちパターンができてきた。調整をはさんで4月26日以来の登板で、力のある直球に低めのフォーク。気迫が前面に出て、不安なく腕が振れているから打者は球速以上の速さと切れを感じていたと思う。
先発の赤星は2回から力みが消えて安定した投球に変わった。4回1死二塁からの遊撃内野安打ではシュートで北村のバットをへし折った。続く伊藤もシュートでバットを折って二ゴロ併殺。5回は一転して並木をカーブで見逃し三振に仕留め、丸山和は初球カーブで簡単にストライクを取ってカットボールで一ゴロに打ち取った。シュートとカーブ、縦横の変化と緩急を使って5回を無失点。役目を果たした。
6回に失点したが、7回以降は田中瑛―大勢―マルティネスとつないで3回をパーフェクト。先発が踏ん張って最後は強力な救援陣で逃げ切る理想的な形に、阿部監督は手応えを感じたと思う。打撃陣では吉川、泉口も合流。上位を追う態勢が整ってきた。(スポニチ本紙評論家)
