いいなさくらの家族


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近年、SNSなどで「きょうだい児」という言葉を耳する機会が増えてきました。これは障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉であり、ともに育つ中でケアを期待されたり、家族関係や社会生活においてもさまざまな影響を受けたりすると言われています。

社会福祉士の国家資格を持ち、福祉の現場を知る漫画家・うみこさんが手がけたセミフィクション『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』は、実際の「きょうだい児」当事者への取材をもとに構成されています。

障害のある妹や家族のために自分を後回しにしてきた女性・透子の人生を通して、「きょうだい児」の知られざる現実に迫ります。

※この記事は、障害のある方々への差別や偏見を助長することを意図するものではありません。全ての人の人権が尊重される社会の実現を願い、そのなかで見えにくくなりがちな「きょうだい児」に光を当てることを目的として制作しています。

※本記事はうみこ、Sibkoto |シブコト 障害者のきょうだいのためのサイト監修の書籍『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』から一部抜粋・編集しました。

登場人物紹介


知的障害を持つ妹のことを高校の友人たちに話せなかった透子。しかしある時、妹といっしょにバスに乗ろうとすると友人たちと出くわしてしまいました。透子がバスの中でパニックを起こした妹をなだめているうちに、友人たちは透子に声をかけずにバスを降りてしまっていて…。

どんな反応するかな


おはよー


昨日のこと触れてこない


可哀想って思ってる?


つきあいは変わらなかった


今度3人でお泊まり会しない?


お泊り会?


どうしても気を遣わせるよね…


妹がうるさいけど


小2だよ


トイレも一人なの?


普通の妹ってこんなに手がかからないの


妹の世話何もしていない


普通になれる?


うらやましくて仕方がない


■著者プロフィール

著者:うみこ

漫画家・イラストレーター。愛媛県出身。社会福祉士の国家資格を持ち、病院、介護施設、児童養護施設など、さまざまな福祉の現場での勤務経験を持つ。そこで出会った人々との関わりや、自らの視点をもとに、「家族」や「こころ」といったテーマを、やさしい筆致で描く作品づくりに取り組んでいる。現在は二児の母として子育てと創作に日々向き合っている。

監修:Sibkoto|シブコト 障害者のきょうだいのためのサイト

障害のある兄弟姉妹がいる「きょうだい児」が共同運営する情報・投稿型ウェブサイト。体験談や本音、専門家による記事、イベント情報などが掲載・投稿され、情報の取得や交流の場となっている。インターネットでの情報発信を通して、きょうだい児の認知と社会的理解を目指している。

著=うみこ、監修=Sibkoto |シブコト 障害者のきょうだいのためのサイト/『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』