カスタード量:38.2g
価格:214円
コスパ:約3.3円/g

 ここでは「重量」「満足度・味」「コスパ」をみていきます。

 まず重量では、ファミマがもっとも多く、次いでセブン、ローソンはやや小ぶりなサイズ感です。

 重量あたりの価格(コスパ)で見るとファミマとセブンがほぼ同水準で、ローソンはやや割高な印象です。

◆食べた際の満足度・味は

 そして、実際に食べた際の「満足度・味」は以下の通りです。

【セブン】カスタードクリーム量が若干多く、商品名にあるようにバニラ風味が口に広がる。パフは軽めなのでバニラの風味を堪能できる。

【ファミマ】カスタードクリームは卵感がしっかりあり、コクも感じられる。パフにも存在感があり、全体的に濃厚な仕上がり。

【ローソン】パフに対して空洞がやや目立ち、カスタードクリームには香料由来の風味を感じる場合もある。ほろほろとしたクッキーがパフに少し入っているので、食感も含めて満足度はしっかりある。

 これらを総合的に見ると、最もご褒美としての満足度が高いのはファミマの「クリームたっぷり!濃厚カスタードシュー」です。

 一方で、バニラ風味を楽しみたい方はセブンの「バニラ広がるカスタードシュー」、パフのサクサク感も楽しみたい方はローソンの「バニラ香るカスタードクッキーシュー」も有力な選択肢といえそうです。

◆元開発者が解説|“満足度”を左右するカスタードのコクとは?

 シュークリームの満足度を大きく左右するのが、「カスタードのコク」です。

 カスタードは主に卵・砂糖・乳製品などで作られますが、中でも重要なのが「卵」です。卵黄が多いほどコクが強く、しっかりとした満足度につながります。

 一方で、卵の比率を抑えたり、乳成分を増やしたりすると、なめらかで軽い口当たりになります。

 さらに、カスタードは“炊き方”によっても印象が大きく変わります。しっかりと火を入れて炊き上げたものは濃厚でコクが強く、逆に軽めに仕上げたものはなめらかで軽い味わいになります。

 満足度を重視するなら「コクのあるカスタード」、軽さを重視するなら「なめらかで軽いカスタード」を選ぶのがおすすめです。

 同じシュークリームでも、この“設計の違い”を知ることで、より自分に合った一個を選びやすくなります。

◆その日の自分にちょうどいいシュークリームを!

 結論、罪悪感を抑えたいならセブンの「バニラ広がるカスタードシュー」、ご褒美で選ぶならファミマの「クリームたっぷり!濃厚カスタードシュー」がおすすめです。

 ここまでの比較を踏まえると、カスタードシューは、コクや風味の違いによって印象が大きく変わるのが特徴です。

「どうしても罪悪感を抑えたい日」なのか、「頑張るためのご褒美としてしっかり満たされたい日」なのか。まずは自分が何を優先したいのかを意識するだけで、選び方はぐっと変わります。

 そのうえで“設計の違い”を知ることで、自分にしっくりくる一個が見つけやすくなります。その日の気分や目的に合わせて、シュークリーム選びを楽しんでみてください。

<文・撮影/柚原みれい>