ヤニ(C)ロイター/Imagn Images

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 米女子ツアーはアジアシリーズ3連戦が終わり、次戦は19日開幕の「フォーティーネット ファウンダースカップ」(カリフォルニア州)だが、古江彩佳(25)は中国海南島から台湾に移動。日本と台湾女子プロ協会との新規共催大会「台湾ホンハイレディース」に出場し、初日は首位に8打差の1オーバー9位発進だった。

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 会場のオリエントG&CCは6720ヤード(パー72)と距離が長く、台湾特有の強い風が吹き荒れる。ティフトン芝のグリーンは目が強く、転がりは速くはないが、1m前後のパットを外す選手が続出。米ツアーで世界を転戦している古江も苦戦した。

 その古江の記憶にも間違いなく残っているはずの台湾のレジェンドも、1オーバーで初日を終えた。古江らが憧れた宮里藍と同じ時代に米女子ツアーで一時代を築いたヤニ・ツェン(37)だ。

 2008年から同ツアーに参戦し、19歳で同年の全米女子プロで初優勝。台湾人初のメジャー勝者になると、2年後のクラフト・ナビスコ選手権(現シェブロン)と全英女子を制覇。翌年も全米女子プロ、全英女子に優勝。この年に世界ランクと賞金ランクでトップに立ち、「世界最強」の称号を得た。米ツアー本格参戦5年で通算15勝を挙げたものの、その実力者が12年後半から右手や股関節の故障とパッティングのイップスで不調に陥り、まったく勝てなくなった。

 そのレジェンドが昨年、母国で行なわれた欧州女子ツアーで、14年の台湾ツアー以来約12年ぶりに優勝。勝因は「病気」の克服だ。

 イップスに苦しんだパッティングを昨年から左打ちにして手がスムーズに動くようになったという。今大会もショットは往年の切れ味を見せ、初日はボギー3つも、大事なパーパットを沈めて2日目以降に期待を持たせた。

 日本の女子ツアーを台湾で行うのは48年ぶり。古江と地元のレジェンドが優勝を争えばおもしろい。

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 盛況な女子ツアーと正反対なのが国内男子ツアーだ。衰退を加速させているのはJGTOかもしれない。ゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏は取材を通して「JGTOから熱意も覚悟も見られなかったのは残念でならない」とバッサリやっている。いったいどういうことか。宮崎氏は何を見たのか。

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