松本城のご当地グルメで推したい厳選3軒 「山賊焼き」の豪快な旨さにガツンとやられた!

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2026年1月も中旬になり本格的に寒くなってきました。昨年末までは雪不足と言われたスキー場も、ここ最近の寒波と大雪でゲレンデが真っ白になっているのではないでしょうか。全国に400場ほどあると言われるスキー場ですが、数が一番多いのは長野県だそうです。志賀高原や菅平、野沢温泉などなど、学生時代はよく同地で滑ったものです。特に八方尾根や栂池高原など、白馬エリアから見える北アルプスは、言葉にならない美しさがあります。さて、新年に始まった「国宝五城と城下町グルメ」。第3弾はその北アルプスを望む、松本城(長野県松本市)と城下町を探索します。

北アルプスを望む松本城

2024年春オープン『信州松本アルプス食堂』でいただいた絶品「山賊焼き」

まずは、松本市や塩尻市など中信地方の名物料理「山賊焼き」をご紹介します。鶏もも肉1枚を丸ごとニンニク醤油のタレに漬け、片栗粉をまぶして揚げ焼きにした料理で、豪快な見た目とカリカリでジューシーな食感、ニンニクが効いた味わいが特長です。

最初に取り上げる山賊焼きの名店は、アルプス話の流れで(笑)『信州松本アルプス食堂』です。長野県の南部、伊那市に本社を置く飲食店で、松本店のオープンは2024年4月と比較的新しいですが、県内の食材を使った美味しいご当地グルメをいただくことができます。

信州松本アルプス食堂

ご当地おでんの「飯田おでん」、ネギダレが旨い

最初に注文したのは「飯田おでん」です。伊那市のさらに南にある長野県飯田市のご当地おでんで、醤油ベースのネギダレをかけて食べるのですが、これがなかなか旨い。ネギの苦みがおでんの味を引き立てます。

信州松本アルプス食堂(飯田おでん)

続いてメインディッシュの「山賊焼き」が届きました。ニンニク醤油の香りが食欲をそそります。カラっと揚げた衣と鶏肉が口の中ではじけ、これは旨い。言うまでもなく、ビールが止まりません。

信州松本アルプス食堂(山賊焼き)

同店は他にも「野沢菜てんぷら」「高原アルプス サーモンカルパッチョ」など、長野県のご当地グルメ満載ですので、どうぞご期待ください。

郷土料理の名店『山里』の「山賊焼き」に圧倒された

続いて、郷土料理の名店『山里』をご紹介します。4人で伺ったところ、2階の座敷に案内されました。掘りごたつなので、ゆっくりくつろげます。

山里

同店も、長野各地のグルメを味わえます。メニューには、「東信(上田、佐久、小諸)」、「南信(諏訪・上伊那・南信州)」など地域別のお薦め料理や、鹿肉や猪肉など「信州マタギ料理」など分野別にも商品が紹介されています。信州の初心者にもわかりやすいメニューですね。まずいただいたのはやはり「山賊焼き」です。アルプス食堂に比べ、より荒々しい見た目と、それに劣らぬ豪快な味わいに圧倒されます。ご当地グルメのハシゴも楽しいものです(笑)。

山里(山賊焼き)

超有名居酒屋『風林火山』の「納豆オムレツ」と「いわな焼き」が至福だった

地元の超有名居酒屋『風林火山』にも訪問しました。風林火山といえば、甲斐の戦国大名・武田信玄を連想しますが、なるほど最盛期には現在の長野県ほぼ全域まで勢力を伸ばしていたんですね。

風林火山

お通しが信州名物の「そば」とは嬉しい驚きです。ひと口サイズながらトロロも乗っており、最高のスタートを切りました。

風林火山(お通し)

同店は、「山賊焼き」も名物ですが、他にも魅力的な料理が多くラインアップされています。当日いただいたのは、まずは「納豆オムレツ」です。お通し同様、トロロが入っています。ありそうでない組み合わせで、卵や納豆の感触と相まって絶妙な口当たりを堪能しました。

風林火山(納豆オムレツ)

続いて「いわな焼き」が目に入りました。メニューには「アルプスの雪どけ水が育んだ 絶品いわな焼き」とあります。当連載「ご当地グルメ”旅歩き”」としては、これは食べないわけにはいきませんね(笑)。メニュー通り、もちろん絶品の味わいでございました。

風林火山(いわな焼き)

松本城は「烏城」とも言われるが、そのワケは

では、松本城のご紹介に移ります。現存する日本最古の五重六階の天守閣で、創建当時の名称である「深志城(ふかしじょう)」とも呼ばれます。日本で唯一の黒漆塗り天守のお城なので「烏城(からすじょう)」と言われることがありますが、松本城公式サイトによるとこれは通称や俗称のようです。

冒頭に記した通り、松本城の見どころは北アルプスやお堀との競演につきます。「山紫水明(さんしすいめい。山が紫にかすみ、水が澄んで美しい景色)」としか言いようがない風景で、国宝五城の中でも、ビジュアル度ナンバーワンではないでしょうか。

松本城は次回も取り上げる予定です。もうひとつの絶景もご紹介しますので、ご期待なさってください。

夕暮れの松本城と北アルプス

何と言っても上高地はオススメ、さすが“神降地”

最後に、松本城近くの観光地をご紹介します。お薦めは何と言っても「上高地」です。筆者がはじめて同地を訪問したのは、大学時代に遡ります。当時、ラグビーをやっており、ラグビーの聖地「菅平(長野県上田市)」で夏合宿をした帰りに、クラブ仲間と訪問しました。快晴の中に聳える穂高連峰とエメラルドグリーンの梓川に圧倒され、一日中ボーっと景色を眺めていた記憶です。以来、5回ほど訪れていますが、幸運なことに上高地との相性は抜群で、毎回天気に恵まれています。こんなに嬉しいことはありません。

上高地(河童橋付近)

環境保全のため、現在はバスでしか現地に行けません。その分、運転を気にせずビールを楽しめ、絶景を見ながら至福のひとときを過ごすことができます。

上高地

かつては神が降り立った地「神降地」とも言われた「上高地」。いつまでも登山客や観光客を見守って欲しいものです。

今週はビジュアルNo1の「松本城」と、永遠の絶景「上高地」をご紹介しました。次回も松本城と城下町グルメをお届けします。信州ならではのご当地グルメ、昭和の文豪も愛した中華料理、上高地に匹敵する観光名所など、盛りだくさんでお届けしますのでお楽しみになさってください。

文・写真/十朱伸吾

おとなの週末Web専属ライター。全国のご当地グルメを求めて40年余。2013年には、“47都道府県食べ歩き”を達成した。訪れた飲食店は1万軒をゆうに超える。旅と食とお酒をこよなく愛するオプチミスト。特にビールには一家言あり。競馬と写真とゴルフも趣味。週1の自転車ツーリングとサウナでダイエットにも成功した。好きな言葉は「発想力は移動時間に比例する」。

【画像】「山賊焼き」だけじゃない松本城のご当地グルメ、納豆オムレツにいわな焼き、おでんも!(13枚)