「メッシを彷彿」「キレキレだった」ついに“魔法”を披露した久保建英にソシエダ番記者が感嘆 降格危機のチームには失望「もはや悲劇」【現地発】
結果は、後半アディショナルタイムの痛恨の失点によるドロー。マリエスクレーナの幼稚なミスと、それを見逃さず(あるいは共謀したかのように)PKの笛を吹いた審判、そして肝心な時に機能しなかったVAR。この日、我々に突きつけられたのは、一つの「良いニュース」と、一つの「非常に悪いニュース」だった。
ラ・リーガの歴史は、年間予算やスター選手の存在が残留を保証するものではないことを、残酷なまでに証明している。アトレティコ・マドリー、ビジャレアル、デポルティボ、セルタ、ベティスといった強豪、名門が相次いで降格の憂き目に遭ってきた。
現在のソシエダは、アイデンティティ、信頼性、そして何より結果において危機的状況にある。今シーズンの計画を立てた者たちが、今まさに袋小路に迷い込んでいる。昨シーズン、降格した3チームと昇格組を除けば、2025年の1年間、ソシエダが獲得したポイントはラ・リーグで2番目に少ない。これはもはや「悲劇」と呼ぶほかない。
チームの再建は、冬に加入するかもしれない新戦力以上に、今いる「優秀なはずの選手たち」がどれだけ目を覚ますかにかかっている。
スペインでは、本来の力を発揮できないチームが現れると、多くの人が「サッカーの仕方を忘れたわけではない」と言うが、現在のソシエダにはその言葉を証明しなければならない選手たちが少なくない。
タケは違う。彼のレベルと実力はよく知られており、遅かれ早かれ、パンドラの箱を開け、その疑いようのない才能を再び披露するはずだった。ファンは、彼が再び「魔法のランプ」をこすってチュリ・ウルディンを救う存在となってくれるのを、長い間待ち続けてきた。
レバンテ戦で、タケはついに得点を決め、マン・オブ・ザ・マッチにも輝いた。しかし、この遅すぎる表彰は、癒えぬ傷をより深く抉るようにも見えた。能力がないために結果が出せないならまだしも、タケのようにポテンシャルはあるのに結果が伴わないという状況は、本人にとってもファンにとっても、無力感を倍増させるからだ。
