「タケが移籍すれば、悲劇だ」代理人変更をした久保建英の去就にソシエダ番記者が見解「何らかのサインを送っているのは間違いない。だが…」【現地発】
「去ることを考えている者は、すでに去ったのと同じだ」と語っていたFD(フットボールディレクター)のロベルト・オラベも1月に今シーズン限りで退任すると電撃発表し、忠実にその言葉を実行に移した。
タケは最近、自身の去就について言及した際に「2029年までの契約が残っているし、ラレアルに残って、このチームが成長に貢献したい。ただ(今シーズン限りで退任したイマノル・アルグアシル)監督と同じように、将来どうなるか分からない」と明言を避けた。
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はっきり言って、状況は芳しくない。解決のヒントはレミロが語った次の言葉に隠されているかもしれない。
「僕はここを去りたくない。来シーズンの終了後にワールドカップが開催される。そこでプレーしたいし、このクラブの選手としてプレーしたい。今、僕の頭には去るという考えはない。ラ・レアルとドノスティアで幸せを感じている。ここに残りたい。でも同時に頂点を目指したいという気持ちは常に持っている。そのためにはこれまで以上に自らを厳しく律すると同時に、ここに残る人々にも同じことを要求していきたい」
もっともタケの場合は、以前の代理人たちも、市場が開くたびに、移籍を働きかけていた。したがって、この時期に代理人を変更するのは、何らかのサインを送っているのは間違いないが、それで去年までの夏と大きく状況が変わるわけではない。
タケの契約解除金は、6000万ユーロに設定されている。マドリーだけが、約半分の3300万ユーロの優先買い戻しオプションを保持している。ソシエダは、他の選手に関しては、交渉次第で移籍金の減額を受け入れる可能性を示唆しているが。しかしタケについては契約に定められた額を下げることに応じるとは考えにくい。
仮にタケが移籍すれば、悲劇だ。数字を見れば、今シーズンがベストな状態ではなかったことを示しているが、ボールを持てば、何を起こすか分からないという意外性において今のソシエダに彼の右に出る者はいない。
シーズン最終戦は、その古巣のマドリーが相手だった。序盤は対峙した左SB、フラン・ガルシアに手を焼いたが、タケのドリブルがボディーブローのように効いていき、後半に入ると、61分のルカ・スチッチへの相手の選手の間を縫うパスや70分のゴールライン際でダニ・セバジョスをかわしてのクロスなど、見せ場を作った。
新監督のセルヒオ・フランシスコにタケを失うことをどう思うかと尋ねれば、きっと頭を抱え込むだろう。ソシエダのために、これが最後の試合にならないことを願うばかりだ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
