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「えっ、マンションの敷地内で“陥没”!?」

そう驚かれる方も多いかもしれません。しかし、株式会社さくら事務所のマンション管理コンサルタント土屋輝之さんによると、実は「敷地内の陥没」は決して珍しいことではないそうです。

今回は、マンションの敷地内で起こる陥没の原因と、住民ができる3つの対策について解説します。

■陥没の原因は主に【3つ】

【1】地下水の影響
傾斜地があるエリアでは、地下水が高いところから低いところに流れることで土が流され、地盤が弱くなるケースがあります。とくに傾斜地では注意が必要です。


【2】排水管などの不具合
敷地内には多くの配管が埋まっています。排水管が劣化し、水が漏れ続けると、土が流されて陥没につながることも。過去には、竣工図書と異なる配管材が使われていた例もあり、予期せぬリスクが潜んでいます。

【3】新築時の「埋め戻し」の甘さ
新築工事の際、地下の基礎工事で掘った土を戻す作業が不十分なまま仕上げられると、陥没が起きることがあります。

■「兆候」に気づけるかがカギ

敷地内の陥没は、いきなり穴が開くというよりも、「少しへこんでいる」「路面がひび割れている」といった前兆があることが多いそうです。

月1回や隔月で現場巡回している管理会社の担当者が、異変に気づくこともありますが、住民自身が「なんかおかしいかも?」と感じたときには、すぐに管理会社へ連絡を。
状況によっては、施工会社や分譲会社にも早期に伝えておくことが大切です。

■実際の修復費用は【100万円~300万円】以上になることも

土屋さんによると、港区で発生したあるケースでは、深い空洞を埋めるために薬剤を注入する「地盤改良」作業が必要に。薬剤だけで【100万円以上】、その他の工事費用も合わせると【300万円】近くかかるケースもありました。

築年数が【10年未満】であれば、施工会社や分譲会社が責任を負うこともありますが、まずは早めに状況を伝えることが不可欠です。

■住民ができる【3つの対策】

【1】敷地内の“ひび割れ”や“へこみ”に注意する
定期的に敷地を歩いて「異変がないか」を意識することが、早期発見につながります。

【2】管理会社にすぐ連絡する
小さな異変でも、気になったら放置せず管理会社へ連絡を。技術担当者の巡回点検などにつなげてもらえます。

【3】建物の際(きわ)の変化に特に注意
建物の際で陥没が起きた場合は、施工時の「埋め戻し」が原因となっている可能性があるので早めの報告が重要です。築年数によってはアフターサービスの対象になる可能性もあります。

■【まとめ】

・陥没は「地下水」「配管不具合」「埋め戻し不良」が原因で起こりやすい

・前兆として「地面のへこみ」「ひび割れ」が見られることが多い

・修繕費用は【100万~300万円】超になることも

・気づいたらすぐに管理会社へ連絡を

「まさかうちのマンションで…」と他人事に思わず、日頃から“地面の変化”に目を向けてみることが大切です。
不安な場合は、さくら事務所のような第三者に相談することも一つの選択肢です。

建物の価値と住まいの安心を守るために、早めの対応が鍵となります。

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