若者にとって魅力的? 勢いに乗る ファッションレンタル 業界

記事のポイント
レンタル事業会社のヌーリーの会員数は前年比53%増の30万人を超え、黒字経営を維持し、四半期売上は56%増の1億1300万ドルとなった。
小売大手のアーバンは、子会社であるヌーリーを主要ブランドと位置づけ、2025年に同社の売上5億ドル達成を目指す。
ファッションレンタル業界は今後4年間で11億6000万ドル成長すると予測され、若年層を中心に市場が拡大している。
レンタル事業会社のヌーリーの会員数は前年比53%増の30万人を超え、黒字経営を維持し、四半期売上は56%増の1億1300万ドルとなった。
小売大手のアーバンは、子会社であるヌーリーを主要ブランドと位置づけ、2025年に同社の売上5億ドル達成を目指す。
ファッションレンタル業界は今後4年間で11億6000万ドル成長すると予測され、若年層を中心に市場が拡大している。
2月末に発表された第4四半期決算説明会で、アーバンはヌーリーのサブスクライバー基盤が前年比53%増の30万人を超え、さらに会員が2万人増えたことを明らかにした。ヌーリーは現在、通年で黒字を計上しており、前会計年度末には520万ドル(約7億6590万円)の利益を上げたと報告。売上高はこの四半期で56%増の1億1300万ドル(約19億1470万円)となった。
アーバンのポートフォリオの中でもっとも有望な2大ブランドは、このヌーリーと、もうひとつの新しいベンチャー企業で創業12年のアクティブウェアラインであるフリーピープルムーブメント(Free People Movement)だ。過去1年間のヌーリーの売上は3億7800万ドル(約556億4230万円)で、フリーピープルおよびエフピームーブメント(FP Movement)の両者を含むフリーピープルの売上は14億6000万ドル(約2149億1480万円)だった。
サブスク事業が好調
アーバンは、これらふたつのブランドと、昨年20億ドル(約2945億円)以上を売り上げたトップブランドのアンソロポロジー(Anthropologie)に依存し、会社全体の成長を引き続き牽引していくだろう。アーバンアウトフィッターズ(Urban Outfitters)はポートフォリオの中で3番目に大きなブランドであり、前四半期の売上高は12億ドル(約1767億円)だった。アーバンは、家庭用品ブランドのテレイン(Terrain)やレストランコレクティブのメニュー&ベニューズ(Menu & Venues)も所有している。
「ヌーリーとエフピームーブメントは、今日の市場でもっともエキサイティングな高成長コンセプトの2ブランドだ」と、アーバンのプレジデントでアーバンアウトフィッターズのCEOを務めるリチャード・ヘイン氏は決算説明会で述べている。「どちらも順調に利益を上げており、引き続きブランドの認知度を高め、さらに規模を拡大する可能性を示している」。
2025年に向けて、アーバンチームはヌーリーに対してさらに高い目標を掲げている。アーバンはヌーリーの今年の収益を5億ドル(約737億円)以上にするという目標を公表しており、これは新規のアクティブサブスクライバーの獲得に引き続き力を入れていくことで達成する見通しだ。
ファッションレンタル業界は好調
ヌーリーの継続的な成功と収益性は、レンタル部門の回復力を示している。調査会社テックナビオ(Technavio)のデータによると、ファッションレンタルは今後4年間でさらに11億6000万ドル(約1709億7370万円)の成長が見込まれている。
この分野の元祖であるレント・ザ・ランウェイ(Rent the Runway)も最近成功を収めている。12月に発表された同社の決算報告では、第3四半期の収益は7500万ドル(約110億5380万円)で、前年から5%近く増加した。
昨年11月、ヌーリーのプレジデントであるデヴィッド・ヘイン氏は米Glossyに対し、レンタル業界は「勢いがついて、楽に進んでいく」ようなもので、特に若い消費者にとってレンタルがより魅力的なものとなっている好ましい経済環境が後押ししていると語った。
アーバンの決算説明会で、デヴィッド・ヘイン氏はヌーリーが継続的な成功を収めると確信していた。「2月に入ってからの勢いを非常に前向きに捉えている」と同氏は述べ、こう言い添えた。「非常に強気にいく年として、今年もまた飛躍的な成長を期待している。このビジネスを今年中に5億ドル(約737億円)にするという社内目標があり、それを目指している。また、それは達成可能な目標だと考えている」。
[原文:Nuuly shows rental is good business with subscribers topping 300,000]
DANNY PARISI(翻訳:Maya Kishida 編集:島田涼平)
