シラスウナギの池入れ量が減少 背景に円安による輸出減=漁業署/台湾

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(台北中央社)近年、シラスウナギの池入れ量が減少している。行政院(内閣)農業委員会漁業署は16日、中央社の取材に対し、円安の影響でウナギの日本向けの輸出量が減っていることが背景にあるとみられると説明した。

同署養殖組の陳建佑組長によれば、円安に加え新型コロナウイルスの影響で日本でウナギの価格が高騰し、売れ行きが芳しくなかったことから、全体的に理想的な値段がつかなかった。シラスウナギの値段が過去2年間高騰し、市場の先行きも不透明だった場合、養殖業者は観察を続ける可能性があると推測されるという。

台湾ではウナギの養殖期間は2〜3年に及ぶため、養殖が始まったその年に出荷する必要はないと陳氏は言及。シラスウナギの漁獲量は変動が激しいこともあり、養殖業者は過去1年間のシラスウナギの量と市場価格に応じて池入れ量を調整すると語った。

また、シラスウナギの池入れ量は減少しているものの、ウナギの輸出量はそれほど減っていないと指摘。国内にはまだ2000トン近くの在庫があると話した。

陳氏によると、ウナギはこれまで7割以上が輸出されていたが、近年は国内販売に転換する業者が増えており、4割近くに達しているという。

(曽以寧/編集:楊千慧)