納期が長すぎ!?トヨタ新型「プリウス」注文殺到か 納車早めのグレードもあり? 販売店に聞く“短納期仕様”とは

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発売早々人気の新型「プリウス」 すでに納期は長い?

 7年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、5代目となったトヨタ新型「プリウス」が2023年1月に発売されました。
 
 3月にはPHEVモデルが発売されて、すべてのラインナップが出揃いましたが、早速注文が殺到。継続する半導体不足などの要因によりすでに納期が伸びているというのですが、なかには納期が比較的早いモデルがあるようです。

早速注文殺到の新型「プリウス

 世界初の量産ハイブリッドカーとして1997年に登場したプリウスは、25年目の節目である2022年にフルモデルチェンジを実施。5代目が登場しました。

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 新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトとし、「一目惚れするデザイン」と「とりこにさせる走り」を兼ね備えたクルマを目指して開発。

 従来のプリウスも燃費性能・環境性能が高いことを特徴としていましたが、新型ではそれらをキープしつつも内外装や動力性能のスポーティさをプラスしたことが新たな魅力となっています。

 デザインも全体的にスポーティに仕上げられており、プリウスのアイコンである「モノフォルムシルエット」を踏襲しながら、Aピラーの角度を寝かせたほか、19インチの大径ホイールの採用、またインテリアでは運転のしやすさとドライビングの楽しさを追求したコックピットなどが採用されました。

 そんな新型プリウスですが、受注開始以来早速人気となっているようで、SNSを中心に納期が伸びていることについて触れるユーザーが多いようです。

「納期クソ長い」「2年くらいかかるらしい…」「プリウスの納期、2025年だと」「早くほしいけど待ち遠しいなあ。来年(2024年)の8月だって」など、早速注文したと思われるユーザーからは長納期について心配する声が多く見られます。

 東京都内のトヨタ販売店の担当者は、2023年3月下旬現在の納期について以下のように話します。

「現在新型プリウスは多くの注文を頂いていますが、世界的な半導体不足により納車まで時間を要している状態です。

『Z』や『G」グレードでは2024年8月の納車を予定しています。

 また、先日発売されたPHEVモデルは2023年11月に生産開始する予定で、こちらも多くの注文を頂いており、納期が伸びてしまっています」

 しかし、一部のグレードでは比較的短時間で新型プリウスを納車できるとも話します。

「やはり中・上級グレードのZとGに人気が集中するため、その2つのグレードではどうしても長くなってしまうのですが、ビジネス向けモデルの『X』は受注生産となりますが、2023年11月から12月を目安としており、比較的早くご用意できます。

 また、PHEVモデルではオプションで用意しているソーラー充電システムを選択した場合、人気殺到のため抽選販売となっていますが、こちらを選択しなければ比較的早い納期で提供できます」

 Xグレードはビジネス向けに位置づけられており、パワートレインは1.8リッターのハイブリッドのみの設定。エクステリアやインテリアの装飾も省略されており、ディスプレイオーディオも非装着のシンプルなグレードです。

 プリウスの最上級モデルに位置するZのPHEVモデルは、従来モデルの約2倍の最大出力223馬力を誇り、0-100km加速は6.7秒をマーク。プリウスのハイパフォーマンスモデルとなっています。

 シンプルな装備で十分という人や、PHEVは欲しいがソーラー充電はあまり必要のない人はこれらを選択することで、新型プリウスを早めにゲットできそうです。

 なお、グレード別の納期や受注状況については逐一変化する可能性があるので、新型プリウスの購入を検討しているのであれば、早めに販売店へ問い合わせた方が良いかもしれません。