「噂のあの店に行かない?」本気のデートにぴったりの注目店4選
いよいよ年末!肌寒くなり、本命デートするにはうってつけの季節だ。
いま、焚き火料理や、温かなイタリアン、話題のSF風焼き肉など、有名店の新店が話題となっている。
今回はデートで恋人を連れて行きたくなる、話題性抜群の港区の新店を4軒、紹介する!
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

▽INDEX
1.肉の匠の新店!旨味を引き出す“焚き火料理”@麻布十番
2.デートが多幸感に包まれる、名店出身のイタリアン@赤坂
4.美食を知る大人が通う!隠れ家カウンターフレンチ@白金高輪
1.肉の匠の新店!旨味を引き出す“焚き火料理”@麻布十番
『膳処末富』
2022/9/5 OPEN

竹を使って焼き上げた「自家製つくね」。秋田の高原比内鶏と兵庫の高坂地鶏をミックス
薫香を纏った逸品に、名店がまたひとつ生まれたことを実感する
“薪焼き和食”“薪焼き焼鳥”と、薪焼きの新境地を開拓してきた斯界の立役者・末富 信さん。
その彼が、自らの名を冠しオープンしたのが、ここ『膳処末富』だ。
“焚き火料理”をテーマに「焼きの可能性を追求したい」との思いから始めただけに、全16品前後からなるコース料理の熱源は、炭だけにとどまらず、薪、藁、桜のチップなど、多岐にわたる。
たとえば、シグネチャーメニューのひとつ「シャトーブリアン丼」は、玉ねぎの甘い香りを肉にのせたいからと炭火にフライドオニオンを散らし、牛舌にはウイスキーのオーク樽のチップを合わせるといった案配。
系列店でおなじみの〆の丼も健在!

炭火でゆっくりと休ませながら焼き上げた「シャトーブリアン丼」。
系列の『鈴田式』のものとは、タレの味付けを変えているのがポイント。

炭火にオーク樽を加えて焼き上げた「牛舌焼き」は、牛舌の食感にウイスキー樽の薫香が妙。
炭、薪、藁…さまざまな熱源で調理される食材は、新たな感動を呼ぶ

フライパンで炒めるように、炭火と藁火にかざした網で空芯菜を炙り焼く末富さん。
空芯菜には香りがのるよう太白胡麻油をまぶしてある。

「レタスの牡蠣ソース」は、レタス一玉を4分の1にカットし、遠火の薪火でゆっくり火を入れ、海老の旨みとシャンパンを足した牡蠣のソースとともに提供。実はこのソースが主役。ソースを味わうためのレタスなのだ
さらには、空芯菜やレタスなどの葉物まで豪快に火入れをしてしまう大胆さに、思わず目はくぎ付けになる。
藁火で炙った空心菜は枝豆のすり流しで、薪火にかざしたレタスは牡蠣のソースとともに提供するなど、焼きっぱなしではなく、ひと手間を加えて料理性を高めるところに、炉端焼き店とは一線を画す割烹料理店としての矜持を感じさせる。
無垢材のカウンターが店内を温もりで満たす

カウンターのみの店内には、薪火のかまどと六角形をした炭火のいろりが。
燃え上がる炎など、目の前で繰り広げられるスペクタルな焼きのパフォーマンスに感動もひとしお。

麻布十番の裏路地にたたずむ一軒家の2階。玉砂利に飛び石のアプローチにも心躍らされる。

コースの終盤には、焚き火を起こしてくれるという粋な計らいも。
炎のゆらぎを眺めながら、〆の料理やデザートを楽しむことができる。
2.デートが多幸感に包まれる、名店出身のイタリアン@赤坂
『Filemone』
2022/7/22 OPEN

辺りが闇に包まれると、全面ガラス張りのファサードから温かみのある灯りが漏れ、店内の賑わいが表までダイレクトに伝わってくる
ガラス越しに感じられる、大人たちの静かな賑わい
イタリアンの強豪ひしめく東京で、トップクラスの人気と実力を誇るシチリア料理の名店『ドンチッチョ』。
その姉妹店である南青山『シュリシュリ』でみっちりと修業を積んだコンビが、今年7月に晴れて独立。
赤坂の閑静な一角に『Filemone』を構えた。
口の中でほどけるセコンドは、重厚な赤ワインとともに楽しみたい

肉を焼き、赤ワインや香味野菜と煮込み、それらを寝かせて…と3日がかりで仕上げる「牛ホホ肉の黒胡椒煮込み」3,600円(金額は2名分、写真は1名分)
シェフの新田大介さんは7年、サービスの森 裕太さんは5年にわたって『シュリシュリ』に在籍。
その前後にもそれぞれに経験を重ねて、引き出しを増やした。
優しい色合いで構成された空間の印象は、ヘルシー。通りから中の様子が分かる店構えも“隠れ家レストラン”とは対極で、だからこそ気取らずに足を運べる。
料理はシチリアのみならず、イタリア各地のレシピを柔軟に取り入れているが、日本の旬の素材を使って軽やかに。
手書きのメニューには、魅力的な料理名が並ぶ。

「長崎五島直送 燻製ブリのカルパッチョ」1,800円(2名分)。
脂の乗った旬のブリに、たっぷりのハーブやおかひじき、トマトを添えて爽やかに。

「ポルチーニ茸のクレープと秋トリュフ」1,500円(1本)。
中にはポルチーニとリコッタチーズ入りのベシャメルソースが。

京都・丹波のイノシシを煮込んだ「猪と黒キャベツのラグー パッパルデッレ」2,400円(2名分)。パスタは自家製だ。

美しく並んだテーブルセットと静かにゆらめくキャンドルが、店内を演出。
地中海を思わせるターコイズグリーンはこの店のキーカラーだ。
隙なくビシッと決める艷やかなディナーも素敵だが、気の置けない間柄の相手とリラックスして過ごしたい夜に、多幸感に包まれるのはきっとこんな店だ。

ほがらかな接客が持ち味のサービス担当・森さんは長崎、実直なシェフの新田さんは山梨の出身。
それぞれの故郷からの素材を、料理に積極的に取り入れている。
「健やかな料理と温かなおもてなしが信条です」
3.いま話題!世界的バーテンダーが手がけるSF風の焼肉店@表参道
『ヱスジ苑(SGN)』
2022/7/12 OPEN

広い店内にはカウンター席のほか、テーブルが6卓と贅沢な設え
漆黒の空間に浮かび上がるアートが、“未来の焼肉”をSFの如く演出
2050年からきた焼肉店をコンセプトに、この夏オープンした『ヱスジ苑(SGN)』。
世界的バーテンダー後閑信吾さんが率いる「SG Group」が初めて手掛けた焼肉店だ。
「牛肉の消費に規制がかけられた世界で、隠れて牛肉を提供する“スピークイージー焼肉”がテーマです」と話すのは、店長の巖谷蓮太郎さん。
それゆえ、提供する肉もいわゆるA5の黒毛和牛ではなく、肥育された「経産牛」や稀少価値の高い「土佐あかうし」を使用。
土佐あかうし、黒毛経産牛、US牛の共演!

右手前から時計回りに、土佐あかうしのカメノコ、ランプ、黒毛経産牛のリブロースとザブトン、中央はUS牛のハラミ。
合わせるのは、イタリアの弱発泡性の赤ワイン「ランブルスコ」。タレの甘さを程よく受け止める。

土佐あかうしは、レアでいただくのがオススメ。

店にはバーテンダーがおり、バラエティ豊かなオリジナルのカクテルがそろう
タン中からタン元まで縦にカットした「シガータン」や北京ダック風にいただく「北京サーロイン」などメニューもユニーク。
また、料理は米澤文雄シェフ、ワインのセレクトはソムリエの大越基裕さんと時代の寵児らが各々の得意分野を監修している点も見逃せない。
牛タンには台湾の山胡椒を使ったレモンサワーを合わせるなど、ひと皿ごとのペアリングもバー・カンパニーの面目躍如たるところ。
アメコミ風のアートが壁を飾る隠れ家で、ストーリー性溢れる近未来の食体験をぜひ。
メニュー毎に合わせたい、バーテンダーが提案する独創的なカクテル

経産牛のサーロインを、餅皮に包んで食べる「北京サーロイン」1,650円。
台湾茶「東方美人」を使った「お洒落ウーロンハイ」(550円)は、紅茶のような風味が特徴。

名物の「シガータン」は、葉巻用のハサミでカットするなど、遊び心も満載。
「牛舌用レモンサワー」には、レモングラスのような香りのする「馬告(マーガオ)」を使用。
ドリンク5品、料理15品の「未来の焼肉ペアリング付コース」は11,000円。

ベニヤ板に養生テープ、落書きのようなデザインの扉が目印。
店のことを知らずして、たどり着けることは、おそらくない。
4.美食を知る大人が通う!隠れ家カウンターフレンチ@白金高輪
『Le Comptoir de NIHEI』
2022/5/18 OPEN

ワンオペながら、二瓶さんによる切り盛りは実にスムーズ。カウンター越しに常連との会話も弾む
美食を知る大人たちがプライベートで訪れる密かな隠れ家
店名の“ル・コントワール”とはフランス語で「カウンター」のこと。
その名のとおり、オーナーシェフの二瓶拓哉さんの手さばきを眼前に臨めるカウンターダイニング『Le Comptoir de NIHEI』が、白金の北里通りに誕生した。
札幌『コートドール』、一世を風靡した原宿『オーバカナル』などを経て、濃いファンが多いことで知られるワインバー『モレスク』で長らくゲストを満たしてきた二瓶さん。
それゆえ、新店でありながら料理にももてなしにも、すでに安定感が漂う。

ジューシーに焼き上げられた「仔羊骨付き背肉のグリエ」1,800円。
炭の香りが食欲をかき立てる。

“冬のごちそう”といえば、熱々の「オニオングラタンスープ」1,200円。

ズワイガニがふんだんに使われた「ズワイガニのクロケット」(1,800円)は、色鮮やかなビーツのソースと
フランス料理の名店での経験が長いだけに、メニューは「パテ・ド・カンパーニュ」「鴨モモ肉のコンフィ」など、オーセンティックなフレンチがベース。
が、時にはベーコンエッグやグリーンカレーといった「あえて少しハズした、けれども妙に食べたくなる」料理がさり気なく紛れ込んでいるのが、場数を踏んだ大人に刺さる。
料理に合うグラスワインはこちら!

右より、クロケットに合う南仏のロゼ「Vol de Nuit」1,400円、仔羊と合わせたいのはボディのしっかりとしたポイヤック「DOMAINE DE SAINT-GUIRONS」2,400円、オニオングラタンにはサンテミリオンのリッチな「CHATEAU GRAND CORBIN-DESPAGNE」1,800円。
ワインもまた、熟練の造り手を中心にセレクト。料理、そして会話とともにしっとりと楽しみたい。
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美食とともにふたりの会話が弾む話題性抜群の新店は、冬のデートにぴったり。
ぜひ、行きたい店リストに追加してみてはいかがだろうか。
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