クロアチア戦に出場した三笘薫【写真:Getty Images】

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カタールW杯

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント1回戦で日本がクロアチアに1-1でもつれたPK戦の末、1-3で敗れた。MF三笘薫は2番手でPK失敗。落胆する中、手を引きに迎えに行ったのが田中碧だった。日本のファンからは「友情を見た」「帰ってくるのを待たず…」と号泣する様子の声が上がった。

 幼馴染が歩み寄った。三笘のPKは無情にもGKがストップ。視線を落とし、後方に並ぶチームの列に向かった。トボトボと歩を進める中、迎えに来たのが田中。心配そうな表情を浮かべながら走り、右手を差し出した。列に加わっても、すでに涙を浮かべる三笘の肩を抱いて寄り添った。

 一連のシーンの画像と動画がSNS上で拡散した。三笘は号泣。ツイッターでは、日本人ファンから「泣けました」「胸が熱くなった」「尊すぎる」「幼馴染はわかってるよね」「やばい、泣ける」「友情を見た」「帰ってくるのを待たず迎えに行ったシーン、泣ける」「グッときた」「この写真と2人の表情見たら涙出てくる」ともらい泣きした人が続出した。

 田中は学年こそ三笘の一つ下だが、神奈川の小学校時代から川崎フロンターレのトップチームまでともにプレーした仲。グループリーグのスペイン戦では、VAR判定にもつれ、世界的論争を呼んだ三笘の折り返しから田中が詰めて逆転勝ちするなど、2人の活躍が光っていた。

(THE ANSWER編集部)