銀座のクラブでの、ホステス女性への“性加害”を「デイリー新潮」に報じられた俳優・香川照之

 自身が金曜日のMCを務めていた、朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)を降板。また、出演していたCMも、トヨタ自動車、アリナミン製薬、東洋水産、セゾン自動車火災保険、サントリーの5社がすでに、放映やサイト掲載を打ち切っている。

 さらに性加害に続き、香川が番組の女性スタッフを殴打した疑惑が「週刊文春」で報じられた。記事の内容については、香川の所属事務所は否定しているが、その振る舞いに批判は集まるばかりだ。

 芸能界で香川を一喝した人物といえば、“大衆演劇の星”梅沢富美男だ。8月29日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演した梅沢は、香川についてこう語った。

「彼はたしかに、そういう噂がいっぱいあったよ。はっきり言うよ、俺もいろんな人から聞いた。酒癖が悪いって」

 そして

「お酒というのは、きれいに飲もうよ。やっぱりどこに飲みに行ったって一緒だよ。クラブに行こうと、どこに行こうと、お酒というのはきれいに飲まないと。それが大人の酒の飲み方だよ」

と断じたのだった。

 その後も香川についての報道が取りざたされるなか、とある芸能記者はこう語る。

「香川さんは、2011年に九代目市川中車を襲名していますが、歌舞伎界には、多重交際が報じられた市川海老蔵さんのように、女性問題について『芸の肥やし』と、文化、伝統のひとつのように受け入れられてきた歴史があります。

 しかし、今回の一件について、梨園から香川さんを“擁護”する発言はひとつもありません。また、数多くのドラマに出演した香川さんですが、俳優仲間からもかばう声はいっさいナシ。“人望のなさ”が露呈してしまっていますね」

 香川を擁護したのは、本誌の直撃に答えたみのもんた。

「銀座は羽目を外しに行くところなんだから、楽しむのは当たり前。銀座の一流の接客は、お客さんにどう喜んでいただけるかを第一に考えること。品位ある遊び方をさせられないなら、お店にも責任があるんじゃないですか」

と、店の責任について言及した。

「そのほか、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のMCである加藤浩次さんは、『チャンスが今後、与えられる世の中であるべきだと思う』と、私見を述べていました。

 しかしながら、彼らは梨園でもなければ俳優仲間でもない人たち。それだけ、香川さんに近しい人物たちは、今回の件への発言について、慎重になっているということでしょう」

“外野”からのわずかながらの後押しでは、“復活”も難しいか。