アウトドアブームによって、多種多様なキャンピングカーが登場しています。熊本県に拠点を構える輸入車販売店「WOT’S」では、「クラスA」と呼ばれるバスタイプのモーターホームや大型キャンピングカーなどの販売を手がけています。

8月6日と7日に幕張メッセで行われた「アソモビ 2022」では、WOT’Sが販売している代表的なキャンピングカーが展示されていましたので、その様子をお伝えします。

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走る家=モーターホームってどんなクルマ?

「モーターホーム」とは、長期間に渡って快適に生活できる車のこと。米国にはモーターホームで旅をしたり、自宅や別荘として利用したりする人もいます。WOT’Sで販売している車両は、いずれも全長10mほどの大型バスタイプのモーターホームです。

実際に展示されていた車両は全長10,000mm、全高3,560mm、全幅2,500mmにも及ぶ大型モーターホーム「アレグロブリーズ33BR」と、全長9,400mm、全高3,560mm、全幅2,500mmになるモーターホーム「アレグロブリーズ31BR」。

どちらも外観は大型観光バスのようなデザインですが、車内に乗り込むと高級ホテルのような室内空間が広がっていました。

まず目に入ってきたのは、大人4人が余裕で腰掛けられる大型のソファーです。実際に座ってみると車内のソファとは思えないほどフカフカで、長時間くつろぐには最適な座り心地でした。

またその奥には、40インチのテレビと2ドア冷蔵庫、電子レンジ、広々としたキッチンスペースが備え付けられています。筆者がかつて住んでいた1Kのキッチンよりも遥かに広いことに驚かされました。しかもそれが車の中ということに愕然としました。

食事をとるためのダイニングテーブルには大人4人が余裕で食事を楽しめるスペースが確保されています。食事だけでなく、ボードゲームを楽しんだり、PCや書類を広げてテレワークをするにもじゅうぶん。

シャワールーム、トイレスペースも十分な広さが確保されており、窮屈な印象は一切ありません。長期滞在で毎日使うこうした水回りの使い勝手は、非常に重要となる部分です。

車両の最も後方には寝室があります。大人6人が横になれるほど大きなベッド。極厚のマットレスで、長期滞在でも毎日快眠できるでしょう。

モーターホームに乗り込む際に懸念していたのは、天井が低くて圧迫感がないかという点でした。

しかし、身長180cmの筆者が車内に乗り込んだときも、寝室やトイレスペースへ移動するときも、一切かがむことなくスムーズに移動できました。車内にいることを忘れるほどの快適な空間を実現しています。

価格は4,000万円超えだが年間3台も売れている!

運転席もソファーと同じような座り心地になっていたことに驚きました。こうしたモーターホームは、長期滞在だけでなく、長距離移動も想定していることから、ドライバーも快適に運転できるようになっているのです。

車体の左右には大きく張り出した部分があるため、運転にはかなりの慣れと経験が必要ではないかと思います。

しかし、運転席に座った印象は、観光バスなどとあまり変わらないということ。むしろ、ソファーのような座席と、回しやすいハンドル、大型のサイドミラーによって、かなり運転しやすいのではないかと感じました。

展示会場にいた担当者は次のように話します。

「クラスAと呼ばれるモーターホームの車両重量は11t、排気量は6,500ccになります。車体はとても大きいですが中型免許があれば運転可能です。

ただし、現在ラインナップしている2車種はいずれも左ハンドルのみとなっているので、車体の大きさなども考慮すると、それなりの練習が必要かと思います。

新車価格は4,000万円前後で、乗り出しまでに5,000万円ほどかかりますが、年間3台ほどの販売実績があります。個人での購入だけでなく、会社所有として従業員とともにキャンプ利用されているオーナー様もいらっしゃいます。」

アウトドア需要の高まりによって、キャンピングカーに注目が集まっています。当然、モーターホームの需要も高まっていて、WOT’Sでは、中古車でもいいから買いたいという要望も寄せられていると言います。

しかし、コロナ禍や車体・部品の流通の滞りなどによって、あまり要望に応えられていない状況にあるとも話してくれました。

今後は、アウトドアという楽しみだけでなく、災害対策にも活用できることから、さらなる需要が見込まれるモーターホーム。土地や予算に余裕があれば一度は所有してみたいところです。