19年の紅白で『紅蓮華』を絶唱するLiSA。

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7月30日に「文春オンライン」で、夫で声優鈴木達央(37)に“自宅連れ込み不倫”が報じられた歌手のLiSA(34)。

報道当時はアリーナツアーの真っ只中であったが、8月7日、8日に予定していた福岡公演は急遽中止となった。その理由について、《心身疲労により一定期間の静養が必要と判断しましたため、一部の活動を休止し、静養させて頂くことと致しました》と公式サイトで発表されたのだった。

いっぽう鈴木もLiSAと同じタイミングで、体調不良を理由に所属事務所が活動休止を発表。自身の言葉では説明することなく、沈黙を貫く鈴木を訝しむファンもいたという。

「彼は公開前のアニメ『Free!』の新曲デモテープを、不倫相手に聞かせていたのです。本作は京都アニメーションが制作し、9月に劇場版最新作が公開予定でした。鈴木さんがボーカルを務めるバンド・OLDCODEXが主題歌を担当し、彼も人気キャラクター・橘真琴を演じていました。そのため『作品に傷をつけた』『プロとして失格』という声が上がっていたのです。結局、楽曲はお蔵入りとなり予告映像も公開中止となりました」(制作会社関係者)

■次は自殺未遂…重なるLiSAの心労

批判の声が寄せられていた鈴木だが、8月18日に「自殺を図っていた」と報じられたのだ。

「NEWS ポストセブン」によると、不倫報道から間もないタイミングで自殺を図り、救急搬送されたという鈴木。2週間近く入院生活が続き、一時は生死をさまようほどだったと報じられている。ツアー中だったLiSAは、思いもよらぬ行動に出た夫の元に駆けつけたというのだ。

「不倫報道があった日のライブで、LiSAさんは『世間は色々ありますが…』『私はみんながいるから大丈夫』とファンに心配をかけまいと気丈に振る舞っていました。ですがステージの去り際に、ドラマの感想にかけて『家は嫌だな』とも漏らす一幕も。

昨年には予定していたツアーもコロナ禍で流れ、今年5月に、ソロデビュー10周年を記念したミニアルバムを発表したばかり。“ライブアーティスト”を自負しているLiSAさんにとって、今回のツアーは何より大切だったはずです。

確かに鈴木さんの体調は心配ですが、夫の不祥事が活動の妨げになるとは、あまりにもLiSAさんが不憫です。ファンの間では、『立て続けに辛すぎる』と慮る声が広がっていました」(音楽関係者)

それだけにSNSではLiSAに同情する声が相次いで見られた。

《これはLiSAさんが可哀想過ぎない? 裏切られて辛い時に夫が責任なのか感じて自殺未遂って、責めることも許されない状況じゃ、彼女の怒りや悲しみはどこにぶつければ良いのだろう……》
《なんで夫が自殺未遂するん? 辛いのはLiSAじゃね?》

LiSAに心配の声が寄せられるなか、19日に《現在の体調の回復状態を踏まえ、活動を徐々に再開することとなりました》と公式サイトで活動再開が発表された。8月28日、29日の北海道公演は、予定通り開催する準備中だという。

ファンからはツアー再開を喜ぶ声と共に、LiSAの心身を慮る声が広がっている。

《ほんと無理しないでね。LiSAちゃん大好きだし、ライブ再開されるのは嬉しいけど、心と身体の健康もとても大事なので。いつも心の健康を貰ってるからこそ》
《本当はゆっくり休んで欲しい気持ちも有るけど LiSAちゃんにとってはLIVEやらない方がストレスになりそうだしね 10周年の楽しい思い出の1つになってくれたら良いな》
《少し快復してきてるなら嬉しいけど、無理はしないで欲しいです。できるだけLiSAのペースに合わせてやれたら良いな》

今年5月に発表したミニアルバムの最後に収められた楽曲「Letters to ME」は、LiSAが10年前の自分に向けて作詞・作曲したという。6月5日に配信された「読売新聞オンライン」のインタビューで、LiSAは楽曲に込めた思いを次のように語っている。

「とにかく不安で、何かに負けてしまうような気がして、前をにらんで立っていた自分に、『未来は悪くないよ、大丈夫』と伝えたくて」

様々な思いを抱えながら、LiSAは再びステージに立つーー。