久次米「そうなんですね。もうひとつヤスさんに聞きたいことがあって。今の美容医療では腹筋を人工的に作る施術もあるんですが、この人工的に作られた腹筋はスポーツ選手にとって有益性はありますか」

三浦「ある面では意味があると思うけど、そもそも腹筋がきれいに割れていてもサッカーは上手くならないからね。その腹筋を使ってどういう動きができるか、どんなパフォーマンスができるかが重要であって腹筋の見た目はどうでもいいわけですよ。ただし、『腹が出ている人が俊敏な動きをできますか?』というのが大事なポイントで、俊敏な動きには腹筋が必要で、鍛えられている人の腹筋には脂肪がついていない。言い返せば、美しく腹が割れた状態の方がいいプレーができるというのは間違いないと思う」

久次米「海外の選手を見ていると、モデルみたいな身体つきをしていますね。純粋にカッコいいなと思いますよ」

三浦「そうなんだよね。でも、やはり選手たちは、あの身体ありきじゃなくて、気にするのはパフォーマンス。糖質が足りなくてガス欠になったり、体脂肪が少なすぎて当たりに弱い身体になっては元も子もない。もちろん理想的な腹筋の形に近づけていく過程で、脂肪をとる、除去するという意味では間違いなく良いことだと思うよ」
 
――久次米さんも高校時代までサッカー部でご活躍されていたとのことですが、今のサッカー界に思うことはありますか?

久次米「僕が兄貴みたいに慕っている人がいるのですが、その人が帝京高のサッカー部で、高校時代の話を聞いていると、良いなっていう憧れる部分と良くも悪くも凄いなっていう部分があるんですよね。僕らの高校サッカーの時代には、それこそ帝京の古沼(貞雄)監督(現矢板中央高アドバイザー)や、僕の弟が暁星なんですが、林(義規)監督(現日本サッカー協会副会長)のような個性的な監督さんがいなくなっているのがちょっと寂しいなと思っているんです」

――昭和から平成の高校サッカーを盛り上げてきた監督たちですね。

久次米「はい。あとはフロントサイドと戦っている監督さんはやっぱり面白い。なので、そういう熱い想いを持った監督さんは好きですね。たぶん、フロント側は嫌がるでしょうけど」

三浦「俺はフロントとは仲が良い監督だけどね(笑)」

久次米「今はヤスさんみたいに熱い想いを持った監督って、なかなかいないように感じるんですよね。そういえば、僕が親交のある元プロサッカー選手がいて、その人は『最後はサッカーが嫌いになって辞めた』と言っていたんです。きっといろんな事情があったと思うんですが、プロ選手として終わり方も難しいなあと思いましたね」

三浦「おそらく、監督との関係の中でその彼にそう思わせてしまったのかもしれないね。俺が監督をしている下で引退した選手でも、幸せな辞め方をした選手もいれば、やっぱりそうじゃない選手もいたと思うし。もちろん多くの選手に幸せな選手生活を送ってほしいけど、残念ながら皆がみんなそうはならない。だからこそ毎回ピッチに送り出す選手、ベンチに入れる選手を決めるのって本当に辛い仕事なんだよね」

久次米「ヤスさんは今後、また監督をやりたいと思いますか?」

三浦「自分を必要としてくれるクラブがあればやると思うよ」

久次米「是非ともやっていただきたいですね」

三浦「チャンスがあればね。久次米くんに応援してもらえるように」

久次米「サッカーチームってやっぱり夢がありますからね。自分たちの夢も載せて一緒に戦う。それはサッカーやスポーツの良い部分だなと思います」

取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

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