故ジャニー喜多川社長

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【緊急連載「J帝国 崩壊前夜」2】自ら手塩にかけて育てた多くのタレントを「子供たち」と呼んでいた故ジャニー喜多川さん(享年87)。すっかり人気者になったタレントたちも、ジャニーさんのことを実の父親のように慕ってきた。つらい出来事があっても、壁にぶち当たっても「ジャニーさんがいるから事務所にいる」と話していたタレントも少なくない。そんな大恩ある“芸能界の父”を亡くしたタレントたちが、続々とジャニーズ事務所を退所するのでは?との声が飛び交い始めている。その筆頭に挙げられるのは、やはり元SMAPの中居正広(46)だ。

 日本中に大きな衝撃を与えた2016年限りでのSMAP解散。その後、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人はジャニーズ事務所を辞めたが、中居は残留した。この残留にはジャニーさんの存在が大きかったといわれている。ジャニーズのタレントの中でも、人一倍ジャニーさんを慕っていたのが中居だったからだ。

「SMAP解散のときだって、事務所を離れるのではないか、といわれながらも残った。『ジャニーさんがいるから、事務所に残る』という話をしたとも聞いていますし。そのジャニーさんがいなくなってしまったのだから、どうなるか」とはある芸能プロ関係者。そんな見方が出るのも無理はない。なぜなら――。

 ここ数年、恒例のように「中居は契約延長」といった情報が飛び交っていた。これは逆に言えば、それだけいつ事務所を出てもおかしくないと見られているからに他ならない。

 ただ、事務所残留の理由として、もう一ついわれていることがあった。当時、司会を務める番組も数多く、自分が事務所を辞めれば、番組を整理する必要に迫られ、多くのスタッフに苦労をかけるため思いとどまった、というものだ。

 ところが、今年に入って「ナカイの窓」(日本テレビ系)、「中居正広の身になる図書館」(テレビ朝日系)と長年続けてきた冠番組が終了し、それぞれ新番組がスタートした。明らかに状況が変わっているのだ。

「打ち切りになった番組は視聴率も問題なかった。ただ、事務所として問題だったのは、SMAP在籍当時からの番組ですし、番組を作ってきたのが飯島(三智=香取、草なぎ、稲垣の所属事務所・CULEN社長)さんだったということ。番組終了の背景には、事務所側の“飯島色”をなくしたいという思いがあったといわれているんです。中居にとっても、愛着のある番組がなくなり、そういう意味では、しがらみも以前ほどなくなりつつありますから、事務所を離れる状況はできつつあります」と出版関係者は言う。

 つまり今の中居にはジャニーズ事務所に残る理由は何もなく、退所は“待ったなし”という状況だ。

 SMAP解散騒動の際に、独立後の受け皿をどうするかまで考えていたといわれた中居だけに、退所は既定路線と言っても過言ではないだろう。前出の芸能プロ関係者は「中居の力を持ってすれば、辞めると決断すればちゃんと受け止めてくれるところはあるでしょう」とまで言い切る。

 では辞めた後、元SMAPの3人が所属する「CULEN」に合流することはあるのか。同関係者は「それをやってしまえば、それこそジャニーズに弓を引くようなもの。今持っている番組はすべて終了の憂き目に遭うでしょう。だから、3人とは距離を保ちつつ、別の大手プロダクションに行くのでは?ともいわれています」。大恩人のジャニーさん亡きジャニーズ事務所に残る理由がなくなった中居の行き先は果たして…。

 一方で、男性アイドルを売り出そうと手ぐすね引いていた芸能事務所が、いよいよジャニーズの牙城を崩そうとキナくさい動きに出ている。【続く】