ここが東京?!カップルで楽しむ島旅ガイド【新島・式根島編】

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いま、「東京の島」がカップルにオススメの旅先として、にわかに人気を集めていることをご存知ですか?

個性豊かな11の島のうち、「東京の島」デビューにオススメなのが「新島」。東京・竹芝桟橋から高速ジェット船で2時間半。調布飛行場から飛行機に乗れば、たったの40分程度で到着します。

さらに隣の「式根島」へは、新島から船で10分の近さ。2〜3日の休みがあれば、東京にいながらにして気軽に島旅の非日常を味わえるのです。そんな新島・式根島での、カップルにおすすめの過ごし方をレポートします。

【新島】
なんといっても一番の魅力は真っ青な海! ここはサーフィンのメッカとして有名な羽伏浦海岸。フォトスポットとしても人気のこの建物では、サーフィン世界大会の審査を行うそうです。

更なる絶景を求めて、新島の特産品であるコーガ石の採掘所でもある石山展望台へ。山頂へは、車で簡単に登ることができます。ここにも、東京にいることを忘れてしまいそうな別世界が。

山頂では、コーガ石でできた大きなモヤイ像と記念撮影を。実は渋谷駅前にあるモヤイ像も、新島から渋谷区への贈り物なのです。「次のデートは、渋谷駅モヤイ像前で待ち合わせようね」なんて、会話のネタも尽きません。

このコーガ石、簡単に削ることができ加工しやすく、島のあちこちに100体以上も点在するユルかわいい石像や建材などに、幅広く利用されています。しかも、なんと熱すると美しいオリーブグリーンのガラスに変身。

100%天然のコーガ石でガラス製品を作るのは、世界でも新島だけということで、世界中の有名ガラスアーティストが集う島でもあるのです。新島現代ガラスアートミュージアムでは、そんなプレミアムなガラスでオリジナルのグラス作りも体験可能(料金2,620円(税込)、所要時間 約30分)。

1度に2名までしか受付できないペアグラス作りは、カップルにぴったりですね。

この日は3名以上でも体験できるペーパーウェイト作りにチャレンジ。普通の工芸ガラスと比べ、新島ガラスは加工できる時間が短く、制作の難易度が高いそう。共同作業で仲を深めながら頑張りましょう。

新島といえば、温泉も外せません。湯の浜露天温泉は、コーガ石でできたパルテノン神殿風の屋根が目印。

砕けたコーガ石の白が混ざり美しいミルキーブルーになった海を目の前に、水着で入る混浴のお風呂と広々とした足湯など数か所の温泉に、なんと24時間無料で入れます!

早朝の澄んだ空気の中、太陽の光を受けた真っ青な海を見ながら。さらには夕焼けや星空を眺めながら・・・2人で何度でも、ごゆっくりどうぞ。

湯の浜露天温泉にほど近いこの島は、干潮時のみ歩いて渡れます。限られた時間の中で島へ渡るドキドキ感が、カップルの気持ちを盛り上げてくれるはず。

気になる島グルメも絶品揃いです。東京の島グルメとして外せないのが、島寿司。お寿司といえばワサビが定番ですが、川が無くワサビが採れない新島では、伝統的にカラシを添えていただきます。

鮮度抜群のお刺身は、モチっとして濃厚。「栄寿司」は、味ももちろん島民お墨付きですが、お寿司を握るキリリとした表情と笑顔のギャップが素敵な大将にも、また会いに行きたくなるお店です。この日のネタは上からメダイ、シマアジ、キンメダイ(季節により変わります)。

朝食は島で人気のパン屋さんへ。「かじやベーカリー」は、焼きたてがお店に並ぶそばから次々と売れていくので、午後には完売してしまうことも。

ふわふわの「高級食パン」200円。豊富な菓子パンや総菜パンも130〜200円前後なので、気になるパンをたくさん買って、2人でシェアしましょう。

この日は2017年にオープンしたばかりの Hostel NABLAに宿泊。コーガ石造りの昔ながらの新島の古民家を改装したオシャレな宿です。




4〜10名の相部屋が基本ですが、鮮やかなブルーのカーテンで仕切られた1人分のプライベート空間には、ふっかふかのベッド、鍵付きロッカー、コンセント2口、ハンガー&レールもあり充実。

水回りもキレイで共用スペースも広く、女子も快適に過ごせます。お風呂はシャワーのみなので、車で10分程の屋内温泉施設「間々下温泉」で露天風呂や砂蒸し風呂を楽しむという過ごし方もおすすめ。

それでもやっぱり、2人だけのお部屋でのんびりしたい・・・というカップルに朗報。民宿やゲストハウスが主流の「東京の島」ですが、式根島に2018年、2人だけで一棟貸切できるグランピング施設がオープンしました!新島から船で10分、さくっとお隣の式根島へ移動しましょう。

【式根島】

式根島の赤い灯台とカラフルなジェット船がフォトジェニック。新島⇔式根島間は、時間により写真よりも小型の連絡船「にしき」で往復することもあります。

2018年オープンしたばかりのグランピング施設「凪」は、大きなテント内にベッド、ソファ、テーブル、冷蔵庫にエアコンまで完備した、快適すぎるテント泊が叶う宿。1つのテントに4名まで泊まれる広さですが、宿泊者同士が静かにのんびり過ごせるように、基本的に1テント2名までの受付。

バーベキュー設備もありますが、テントに隣接するレストランで元料理人のオーナーが島でも評判のお食事を提供してくれるので、料理に自信のないカップルも安心です。

小さいながらアップダウンの多い式根島内の移動は、電動自転車がおすすめ。島のいたるところでレンタルできます。免許があれば、2人乗りの小型電動モビリティをレンタルしてみても。

品川ナンバーの近未来的な乗り物が、島の大自然を駆け抜ける様子が楽しめます。荷物を置くスペースも無いほど小型なので、身軽になって乗り込みましょう。

式根島には3つの個性的な温泉がありますが、中でも圧巻は地鉈(じなた)温泉。地面を鉈で割ったような風景が、そのまま温泉の名になったそうです。

この景色を眺めながら急な階段を下り続けます。古くから湯治場として人気だった地鉈温泉。両脇の岩には昭和初期を中心に、びっしりと湯治記念の日付と名前が彫られていて、独特の雰囲気です。

岩場を下り続けること10分弱で、温泉に到着。

海に面した岩場に所々あるくぼみから高温の温泉が湧いているので、潮の満ち引きにより冷たい海水が流れ込み、適温になった場所に入浴するというスタイル。そのため、海に近く湯温が低そうなところから、温度を確認しながら入ります。源泉は高温ですのでご注意を。ちなみに更衣室はこちら。

絶景です!が、岩に「更衣室」と書いてあるのみで屋根も壁も無いので、カップルは足湯で楽しむのもオススメです。

こんな風に、足湯でも十分にワイルドな地鉈温泉を楽しむことができます。地鉈温泉のように、海の中から湧き出て潮の満ち引きに左右される温泉のことを「海中温泉」と呼びますが、東京でこの海中温泉が楽しめるのは式根島に2か所あるのみ。

もう一つの海中温泉・足付温泉がこちら。

別名「外科の湯」と呼ばれ、肌荒れや傷を治す湯として、古くから愛されてきたそうです。

もっと気軽に式根島の温泉を楽しむなら、雅湯へ。こちらは湯温も安定しており、更衣室・シャワーも完備されています。

式根島の3つの温泉も、すべて無料で24時間入れる混浴温泉。季節問わず水着とタオル(個人的には乾きやすくコンパクトな手ぬぐいが定番です)を持って訪れることをお勧めします。

温泉めぐりの次は、島唯一の寺院である東要寺へ。東京都天然記念物の樹齢900年のイヌマキとナギの木があるパワースポットです。こちらでは、住職手作りのおみくじを引きましょう。

ブッダなど古人の名言から、住職からのアドバイスまで、カップルで引けば盛り上がること間違いなし!

この日はおみくじと一緒にナギの葉もいただきました。ナギの葉は丈夫でなかなかちぎれないため “縁が切れない”ご利益があるそうなので、どうぞお土産に。

【オマケに大島】
新島と式根島、2つの島巡りレポートの最後に大島をご紹介します。

実は旅の最終日、強風の影響で予定していた船が運休に。ちょっと遠回りする船に早めに乗れば、ほぼ予定通りの時間に竹芝へ戻れるとのことで、大島にも立ち寄りながら帰りました。

大島での滞在時間は2時間弱と短く雨も降っていたので、港にある元町港船客待合所で大島牛乳アイスを食べたり、特産の椿油を使ったお土産を買ったり。こうした島旅ならではの想定外の時間も、思い出に残りますよね。

まだまだ書ききれない魅力たっぷりの「東京の島」。おすすめのガイド本に沿ってご紹介している記事もありますので、旅の予習に是非ご覧ください。

——まだまだ夏を遊ぶ!ひょこっと行きたい、東京島旅案内