太陽生命が来月、認知症保険発売へ
1月25日放送、「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)では、新しい保険・認知症保険について。太陽生命が、認知症と診断されて半年間同じ症状が続くなどすれば給付金を支払う認知症保険を販売することになったという。詳細は一両日中に発表されるが、65歳以上の認知症は2025年には5人に1人にのぼるとされ、保険のニーズが高いと見込まれている。一人暮らしの加入者は、手続きが困難であると予想できるため職員が自宅や介護施設・病院を訪ねる。それによって給付手続きの手伝いをすることで、サービスの支払い漏れを防ぐという仕組みだ。
認知症保険をサービス開始する背景には、認知症の患者が増えており社会的な需要があると判断した一方で、一時金を支払うことで認知症の症状を緩和する治療につなげ、症状が軽いうちに進行を食い止めてもらいたいという考えがある。介護保険などと併用して加入することを想定しているため、患者の本人だけでなく家族にとっても経済的な負担をやわらげてくれるものになりそうだ。
認知症と診断され一定の条件を満たした患者に保険金を支払う商品は業界でも初めて。厚生労働省によると2012年に認知症の患者は約462万人で、2025年には約700万人に増える見通し。65歳以上の約5人に1人がなると推計され、政府は昨年1月には、早期診断などの対策を打ち出す方針とした。
認知症は脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりする。それによって物忘れや妄想、徘徊などの症状がでて日常生活に支障がでる状態を言う。根本的な治療は確立されておらず、今のところ打つ手がないのが深刻な病気だ。増え続ける認知症の人を少しでも早期に医療機関につなげたい、そのためには資金が必要ということで、認知症保険を販売するに至った。今後は認知症患者も増える一方の見通しのため、加入者も増大が予想される。
認知症保険は、将来的に介護保険制度との併用が想定されている。介護保険は介護を必要とする状態になっても自立した生活が送れるように、介護を必要とする人を社会全体で支える仕組みだ。現物支給型のサービスで、介護に関する福祉サービスが受けられる。一方で認知症保険は現物支給ではなく現金が給付されるサービスのため、この介護保険との組み合わせで、認知症のケアをすることが可能となる。
