学生の窓口編集部

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日本体育大学(以下、日体大)には「エッサッサ」という独特の応援があるそうです。駅伝などでも披露されると聞きましたが、これはいったいどのようなものなのでしょうか!? 調べてみました。

■「エッサッサ」には服装規定がある!

日体大の「エッサッサ」は、主に日体大が参加するスポーツ大会で行われる応援のスタイルです。また、大会で優勝するなど、大きな結果を残した場合にも目にすることができます。

この「エッサッサ」にはルールがあって、「エッサッサ」を行うときには必ず「エッサッサパンツ」通称「エッサパン」という白い短パンの着用が義務付けられているとのことです。頭には白い鉢巻きを巻く場合とそうでない場合があります。

逆に、それ以外の衣服類は身に着けることができません。つまり、上半身裸で行われます。

上半身裸で筋肉モリモリの学生たちが集団になって大声で「エッサッサ」と叫びながら大きく腕を振る「エッサッサ」の動作を行います。初めて見る際には、その迫力にビックリしてしまうかもしれませんね。

■日体大生にとっての「エッサッサ」とは!?
目にした部外者からは「すごーい」「格好良い」「面白い!」といった感想が聞かれる日体大の「エッサッサ」ですが、 日体大生にとってはどのような存在なのでしょうか?

●日体大のシンボル、80年近くも守り続けられてきた伝統の応援方法
「エッサッサ」の歴史は80年近くもあるそうです。そして先輩から後輩へ、途切れることなく受け継がれてきた伝統があります。「エッサッサ」は今や日体大のシンボルであるといっても過言ではないでしょう。

日体大のHPを訪れた方は気付かれるでしょうが、「エッサッサ」の紹介ページが、日体大の「大学案内」の部分の「施設案内」の次に項目として配置されています。こういったところからも、日体大が「エッサッサ」を大事にしていることがうかがえますね。
●軟弱者御免!あまりのつらさに泣きが入りかねないキツい練習が必要
誰でも簡単に「エッサッサ」ができるのかというと、もちろんそんなヤワなものではありません。肉体を鍛え上げた日体大生だからこそ実現できる「エッサッサ」。そして、その練習方法はまさにスパルタ方式なのだとか。

日体大生に入学した新入生たちは、入学直後から「エッサッサ」の洗礼を浴びます。なんと「エッサッサ」の練習を行った後には、筋肉痛でまともに歩けなくなったり、声が枯れて会話すらおぼつかなくなることもあるそうです。

イマイチ実感が得られないあなた。「エッサッサ」の基本の姿勢(足を前後に大きく広げて立ち、腰を前に出した足の膝よりも低く落とす)を試しに取ってみてください。普段から相当体を鍛えている人でなければ、20秒もすれば悲鳴を上げたくなります。

そんなキツい「エッサッサ」。日体大生は2分以上も行います。基本の姿勢を取るだけでも大変なので、それ以上のことは推して知るべし、ですね。
■「エッサッサ」の起源
なぜ日体大にはこのような独特の応援スタイルが出来上がったのでしょうか?

80年近くも昔の話です。日体大がまだ「体操学校」と呼ばれていた時代に、学校を挙げて大相撲の応援を行っていました。当時、東京農大には有名な「大根踊り」が、商船大学には「錨をあげて」という応援がありました。

それらに負けない独自の応援方法を作り出そうという気持ちが、当時の体操学校の学生たちの間から自然と湧き上がってきたのです。そのとき、ある一人の学生が学生寮の中で考案したのが、「ピストン・ロッジ・アームモーション走法」にインスピレーションを受けた「エッサッサ」だったのです。

陸上競技の走り方をイメージし、そこに静と動、強と弱、速と遅といった要素を組み合わせ、ついに完成しました。出来上がったその応援スタイルは、まさに「月明かりに獅子が月に向かって咆哮する様子」(日体大HPより)を表現したものとなり、以来、途絶えることなく継承されてきました。

もしもあなたが大学の部活動で関東大会や全日本学生大会に参加したなら、日体大名物「エッサッサ」をじかに目にすることができるかもしれません。そのときには、隣にいる友達に今回ご紹介した「エッサッサ」情報を教えてあげてください。

⇒データ出典:『日本体育大学・大学案内』
http://www.nittai.ac.jp/about/essassa/