事件の真相はいまだナゾ

六本木のド真ん中で信号待ち。山口真帆はこの後、隣の男性と一緒に地下鉄の駅へと続く階段を降りていった

 半年前、ゲッソリと痩(や)せこけ、涙ながらに被害を訴えていた悲劇のアイドルが、六本木(港区)を歩いていた。

 時折、笑顔を浮かべながら、隣を歩くマネージャーと言葉を交わす。目指していた地下鉄の駅に近づくと、思い出したようにマスクを装着した。

 ファンがアイドルの自宅を襲撃するという前代未聞の事件で全国区になった元NGT48の山口真帆さん(23)はいま、新天地の東京で再出発の準備中だ。

「5月18日の卒業コンサート終了後、ほどなくして上京。件(くだん)のコンサートで一緒にNGT48を辞めた長谷川玲奈と助け合いながら暮らしていると聞きました。移籍先は唐沢寿明や竹野内豊、菅野美穂に川口春奈と、多数の人気俳優が所属している大手芸能事務所の『研音』。移籍直前まで上層部の一部しか知らないトップシークレットだったそうです。なぜ、山口さんは『研音』を選んだのか? 諸説ありますが、AKBグループと接点がないことと、彼女が目指しているという女優業に強いことを評価したんじゃないでしょうか」(芸能プロ幹部)

 ただ、いまのところ具体的な仕事は決まっていないという。

「襲撃事件の真相が明らかになっていない現状では共演タレントの調整が難しい。山口さんの起用に二の足を踏むところが多いでしょうね」(キー局プロデューサー)

 事件を巡ってNGT48の運営会社『AKS』が、暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性ファン二人に3000万円の損害賠償を支払うよう求めた訴訟が新潟地裁で始まっている。

「事件発生時、山口さんが駆けつけた警察官を部屋の中に入れず、指紋の採取も拒否したのはなぜなのか。彼女が『ある』と言いながら出していない"NGTメンバーが襲撃に関与している証拠"とは何なのか。多くのナゾが未解決のままです。法廷で解き明かされるかどうかに注目が集まっています」(芸能プロ幹部)

 芸能活動をするうえでさまざまな"重し"を背負わされてしまった山口さんだが、あるテレビ局関係者は「山口さんは化ける可能性がある」と言う。

「誰もが知っているというのは大きな魅力です。演技はこれから勉強ですが、バラエティ番組や情報番組にはニーズがあると思います。どこまで身を削ってNGT時代のエピソードを話せるかにもよりますが……。実際、『彼女に密着取材したい』という声が局内であがっている」

 NGT48は冠番組を失い、有力スポンサーを失った。一方で新潟を去った山口さんの芸能活動は「東京物語」という第2章が始まろうとしているのだった。

襲撃事件というアクシデントを乗り越えて東京進出を果たした山口さん。新生活の充実ぶりが表情に現れていた

本誌未掲載カット 元NGT48山口真帆 襲撃事件後、新天地・東京で再出発の準備中

PHOTO:齋藤雅昭