予想されたことであり、インテルのサポーターは満足だろう。マッシモ・モラッティ会長がインテルの会長職にとどまるのだ。エリック・トヒル氏にクラブ株式の7割を売却することになったが、同会長が『インテル・チャンネル』で、次のように話している。

「一定の役割を担うことに慣れているから、別の役割をこなすのは難しい。彼らは丁寧に、私に会長として残ることを頼んできているんだ。どうなるかを見てみよう。ずっと私が続けると言う権利は、私にはないと思う。インテルにはとても素晴らしい歴史があり、オーナーでいることを強く望む人たちとその歴史を続けていくべきだからね」

「彼らにはインテルでの50年の歴史がない。だが、会長をすればすぐにサポーターになるものだ。苦しむからね。彼らには距離の問題があるかもしれないが、だからこそ慎重でもあるんだよ。彼らはインテリスタだ。クラブとは何かを理解できる感性がある。トヒル氏は陽気で、シンプルで、好感が持てる人だよ。野心的で、熱心に仕事をする。多くをもたらせるグループとなるはずだ。それに、イタリア人のパートナーを見つけるのは難しい。誰も出てこなかったし、今は世界中でサポーターの数を増やしていくときだ」

インタビューの中で、モラッティ会長はあるエピソードを明かしている。

「初めて(リオネル・)メッシを見たとき、彼はまだ若かった。私は、彼はとても強い選手だと言ったよ。彼も覚えてくれていて、たまにサイン入りのユニフォームを送ってくれるんだ。だが、ロナウドのときのような取引は不可能だった。我々はメッシを狙ったが、彼は自分が良くなかったときに助けてくれたバルセロナと本当に結ばれているんだよ」

また、モラッティ会長はインテルサポーターに向けて、次のように話している。

「彼らは常に私に対して愛情を示してくれたし、理解してくれた。サッカーとは、自分の中にある最も素晴らしいことを表現するための道具の一つだ。自分の周囲にいる人たち、つまりサポーターが望むことを理解する方法だ。インテルの違いは、サポーターの魂を理解することにある。例えば、私が就任したときは、有色人種の選手を獲得するなと言われた。だが私は、(ポール・)インスを獲ったんだ。そしてサポーターの答えは素晴らしいものだった。インテルサポーターから最も愛される選手の一人となったんだ」