お馴染みの情景となったボブ・サップ。パウンドで秒殺TKO負けがカザフスタンでも再現された (C) BUSHIDO FC

写真拡大

今週末、16日(土・現地時間)韓国のROAD FCに出場するボブ・サップの最新試合の写真&リザルトがBUSHIDO FCから届いた。RFCでミドル級のキム・ジョンデと戦うボブ・サップは、8日(金・同)にカザフスタンの首都アスタナの国営競輪場で行われたBUSHIDO51のメインに出場し、1分29秒お決まりとなったパウンド秒殺TKO負けを喫している。

サップの対戦相手はトルゲン・アキルベコフ。試合開始直後にフックを振り回したサップに対して、トルゲンはシングルレッグで組みつき尻餅をつかせる。トルゲンの体を抱えるようにしたサップだが、トルゲンが反転するとそのまま背中をキャンバスにつけてしまう。そのまま鉄槌&パウンドを落とされ、早くも秒殺TKO負けになるかと思われたサップは、ここで足を戻し何とか踏みとどまる。

トルゲンが仕切り直しとばかりに立ち上がっても、そのままグラウンド状態で立ち上がらなかったサップ。トルゲンはそのまま飛び込み、パウンドからマウントを奪取しパンチを落とすと、バックマウントへ。背中を向け、頭を抱えるサップはそのまま拳を落とされ続け、ついにタップをした。

これでサップのMMA戦績は11勝14敗になり、現在8連敗中。今年に入ってからは2月にインドネシアのONE FCでホーレス・グレイシーに78秒、3月はインドのSFLでジェイムス・トンプソンを相手に112秒、5月は連戦で12日にポーランドのKSWでマリウス・プジアノウスキーに39秒、18日は豪州CFCでソア・パラレイに12秒、そして今回のトルゲン戦は89秒でTKO負け。1試合平均66秒で、嫌倒れならぬ嫌タップを続けていることになる。

もはや勝利を目指しているとは、到底思えないサップだが、カザフスタンの観客はトルゲンの勝利に大喜びで、現地のニュース番組でもダイジェスト映像が流された。

なお、同大会では、日本の清水俊一が、同国のエルザン・エスタノフを破り、Bushido FCフェザー級チャンピオンの座についている。また、戦極で五味隆典を下し、K-1MAXに参戦した経験を持つセルゲイ・ゴリアエフは、クアット・カミトフを破り、同ライト級のベルトをその腰に巻いている。
Bushido FC 主要試合結果はコチラ

ロードFCお膝元イベントでボブ・サップ&デニス・カン登場
ボブ・サップ、ホーレスにトホオ…秒殺TKO負け
インド発・初のMMA大会でサップまたも秒殺負け