この連載では、面接官の視点から就職面接について語っています。今回は、毎年多くの学生が思わず使ってしまう「面接で伝わらない言葉」についてお伝えしたいと思います。

何度も繰り返し伝えたいと思いますが、面接官の一人として、皆さんの先輩たちの話を聞いていて、ずっと「もったいない」と思ってきました。

その一番の理由は、「抽象的な言葉のオンパレード」だからです。

面接も、エントリーシートも抽象的な言葉だらけ。その部分は0点です。
抽象的な言葉を使われても、まったくイメージがわきません。

過去、模擬面接指導の際に書いてもらったエントリーシートを見返してみると、下記のような抽象的な言葉のオンパレードです。

「人間力」「精神力」「コミュニケーション力」「大切さ」「非常に」「たくさん」「積極的に」「多くの」「がむしゃらに」「あらゆる」「ニーズ」「幅広い」「様々なこと」「多種多様な」「一念発起し」「何事にも向上心を持って」「強い責任感を持って」「辛いこともあり」「責任を持って」「様々なアイデアを出して」「思いがけない失敗」「楽しさを知りました」「新しいことにチャレンジしました」(これらはほんの一部です)

「たくさん」「多くの」「がむしゃらに」などの形容詞、副詞を並び立てても、全然皆さんの頑張ったイメージはわいてきません。「凄い」「いっぱい」の類の表現が本当に多い。「具体的な固有名詞、数字」が入っていないので、情景も浮かびません。面接と違って、質問することのできないエントリーシートの場合は、こういう「お決まりフレーズ」を連発されると、選びようがないと思うのです。
選考している人事部の方も、全然わからなくて困っているのではないかと思います。


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