長友が熱く語ってくれた選手とは? 写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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「(吉田)麻也と(南野)拓実は、ゴール後の歓喜の輪の中に入れない。そんな悔しい気持ちを抱えながらも、試合後には選手たちが使ったスパイクを磨いていたんだ。普通はなかなかできることじゃない」

 チュニジア戦前の選手ミーティングで、長友佑都がそう語った際、力強く、そして何度も頷いていたのが日本代表の“10番”堂安律だった。

 6月22日(日本時間23日)の囲み取材で、その様子を長友に伝えると、「それは本当に嬉しいです」と表情を緩めた。ベテランの言葉が下の世代へしっかり届いていることについて、長友はこう語った。

「自分がやってきたことは、行動も含めて間違っていなかったんだなと感じます。彼らのそういう仕草や、ちょっとした反応から伝わっていることを感じられるのは嬉しいです。実際、律もあの後に『佑都くんのあの言葉で魂が入った。スイッチが入った』と言ってくれて。本当に嬉しかったですね」

 さらに長友は、「彼の話になるんだけど」と切り出し、堂安の献身的なプレーぶりを称賛した。

「彼は10番で、前目の選手たちがこれだけ点を取っていて。もちろん本人も点を取りたいはずなんですよ。でも、まるでディフェンダーのように守備をして、忠誠心を持ってチームのためにプレーしている。その姿に僕らも勇気づけられているんです。

あの10番が、あのプレーをやるんですよ。絶対に点を取りたいはずなんです。みんな取っていますから。でも、自分のエゴや個人的なことだけを考えるのではなく、チームのために徹して戦っている。その姿に、僕は逆に勇気をもらっています。

自分もピッチに入ったら、ああいうプレーをしたい。きっといつか、チャンスの場面でボールがこぼれてきて、最後は彼が全部持っていくでしょう。それが堂安律だということを、ここで皆さんに伝えておきたい」
 
 背番号10の献身を誰よりも評価しているのが、長友だった。

「きっといつか、チャンスの場面でボールがこぼれてきて、最後は彼が全部持っていくでしょう」

 熱い口調で記者団に伝えた”長友の予言”は的中するのか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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