シリーズでお伝えしている「MRに乗って」の3回目。

かつての宿場町ならではの、豊かな自然や地域の歴史に触れました。

国鉄の松浦線を継承して誕生した松浦鉄道に乗り、佐世保駅から40分ほど…。

(寺田美穂アナウンサー)

「佐々駅に着きました。どんな旅になるのか楽しみです」

松浦鉄道が月に1回開催するイベント「MRに乗ってウォーキング」。

駅員の案内で駅周辺を歩き、まちの魅力を再発見するイベントです。

今回も松浦鉄道を愛して9年、駅員の小田 和利さんと共に寄り道しながらコースを巡ります。

大正から昭和のはじめにかけて炭鉱で栄えた「佐々町」。

人口が2倍に膨れあがるほどの勢いで急速に発展しましたが、1969年にすべて閉山。

現在は、1万3800人あまりが暮らしています。

まちの中央を緩やかに流れる「佐々川」は、県北一の長さを誇る21.9km。

春には遊歩道に河津桜が咲き、伝統のシロウオ漁は風物詩です。

(松浦鉄道 小田 和利 役務係)

「佐々町はあまり知られていないが、ウナギが有名なまち。よかったら食べに行きませんか?」

創業55年の「うなぎ割烹 和香園」。

佐々川でウナギが獲れることもあって、まちの名物でもあります。

(うなぎ割烹 和香園 谷川 和人 店主)

「骨から出汁をとって高級みりん、酒、醤油を使って作っている」

天然ものは旬の時期が限られていて、店では鹿児島県産のウナギを提供しています。

(うなぎ割烹 和香園 谷川 和人 店主)

「焼き方も難しい。ウナギは(串打ち3年、裂き8年)、焼き一生といわれる。

お客様においしくいただいてもらえるか。一番はタレだと思う」

(寺田美穂アナ)

「すごく身が大きいし柔らかい フワフワ。甘めのたれもおいしい」

(松浦鉄道 小田 和利 役務係)

「すごくおいしい。肉厚で」

次はハナショウブが見ごろを迎えているという、皿山公園に向かいます。

(寺田美穂アナ)

「川と山の風景もすてきですね」

(見物客)

「花が今年は一番きれいだった。グーですよ!」

約2万株の花菖蒲が毎年6月上旬に咲き誇ります。

(寺田美穂アナ)

「すごーい!一面に咲いてますね」

まち歩きイベントでのゴールは、千本公園です。

(寺田美穂アナ)

「見えてきました、今回のゴール地点。やっと着きましたね」

(松浦鉄道 小田 和利 役務係)

「(佐々町を)知らない人もいるかと思いますので、知ってもらえいたい」

そのあと私は、佐々駅から列車で15分の隣りまち「江迎町」へ…。

創業330年あまりの酒蔵、潜龍酒造にお邪魔しました。

(潜龍酒造 山下 庄左衛門 代表)

「夏の時期におすすめが、夏純吟」

江迎町の米と水で作った夏の時期限定の「日本酒」です。

(寺田美穂アナ)

「おいしい!すっきりしている」

店舗の正面にあるのは、本陣屋敷。

参勤交代などで使っていた平戸藩専用の宿です。

平戸藩主・松浦 熈(まつらひろむ) 公によって、約190年前に建てられたそうです。

(寺田美穂アナ)

「雰囲気が変わりましたね、このお部屋は」

(潜龍酒造 山下 庄左衛門 代表)

「殿様のお部屋。上の段だけで、殿様は一泊した」

鶴や亀など、縁起を担いだ内装に、螺鈿(らでん)細工など当時の貴重な品々が残っています。

(寺田美穂アナ)

「すごい!立派ですね」

京都から庭師を招いて作らせたという庭園「築山」。

(寺田美穂アナ)

「現代の私たちが、殿様と同じ景色を見て癒されるというのはロマンを感じます」

(潜龍酒造 山下 庄左衛門 代表)

「ゆっくりした時間をこういう所で過ごすのも、すごくいいと思う」

最後に向かった場所は、平戸八景のひとつ「潜竜ヶ滝」。

高さ約20メートルの荘厳な滝です。

(寺田美穂アナ)

「大迫力です。気持ちいい~」

松浦鉄道に乗って。

今回は歴史を知り、自然に深呼吸する旅となりました。

松浦鉄道が主催する「MRに乗ってウォーキング」は、6月27日(土)に開催されます。

事前予約は不要で、参加希望の方は当日、MR神田駅での受け付けとなります。

【NIB news every. 2026年6月10日放送より】