15日、フランス南東部エビアンのG7サミット会場に到着したマクロン仏大統領=ロイター

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 【エビアン=上地洋実、ジュネーブ=阿部真司】先進7か国首脳会議(G7サミット)が15日、フランス南東部エビアンで開幕する。

 米国とイランが戦闘終結で合意したことを受け、ホルムズ海峡の航行再開に向けた対応策などについて協議する。イラン情勢を巡って米欧の間で亀裂が生じる中、結束を示せるかどうかが焦点となる。

 議長国フランスのマクロン大統領は14日、X(旧ツイッター)で、G7サミットでは、米イランの合意内容やホルムズ海峡の「長期的な開放」について協議する考えを示した。

 中東情勢については、主に2日目の16日に議論される。英仏主導の有志国はホルムズ海峡の航行再開に向け、機雷除去で貢献する用意を表明しており、連携のあり方を模索する見通しだ。G7としてイランの核兵器保有を認めない立場も再確認するとみられる。

 協議には、中東諸国を代表してカタールとアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトの首脳も加わる予定だ。トランプ米大統領は15日午後、G7サミットに出席するためエビアンに到着した。サミット期間中、これら中東3か国の首脳と個別に会談し、中東地域全体の安定化に向けて議論するとみられる。高市首相はG7サミット初参加となる。

 16日には、ウクライナ情勢に関する会合も開かれる。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領を交え、外交的解決に向けた方策について協議する。また、世界的な貿易不均衡の是正や重要鉱物の供給網強化なども主要議題となる。今回のサミットでは、包括的な首脳宣言の採択は見送り、分野別の成果文書を個別に取りまとめる方向で調整している。