離島・蘭嶼のタオ族、木造船でフィリピンの島へ 15日に出航/台湾
船は全長12メートルの20人乗りで、行政院(内閣)原住民族委員会、財団法人原住民族文化事業基金会、蘭嶼の6集落の住民らが共同で建造。「オバヤン黄金友誼号」と名付けられた。オバヤンはタオ族の言葉で男性が身に着ける金の胸飾りを指し、蘭嶼とバタン諸島の間で海上交易が行われていた文化的記憶を象徴している。
マラオス氏は11日、中央社の電話取材に応じ、60人のこぎ手が交代しながら航行すると説明。夜通しで2日間かけてバタン島のマハタオ港に向かい、その後は入港の儀式や文化交流が行われる予定だと話した。
9日には蘭嶼で進水式が行われた。出席した原住民委員会の曽智勇(そちゆう)主任委員(大臣)は、台湾はオーストロネシア語族が世界へ広がる重要な拠点だったと指摘。原住民族が受け継いできた海の知恵は、集落内にとどまらず国にとっても重要な文化の力だと話した。その上で、今後も言語の復興や工芸交流、若者の相互訪問などを進め、オーストロネシア文化の海を越えた交流を続けていきたいと語った。
(盧太城/編集:田中宏樹)
