プーチン露大統領=AP

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 ウクライナ侵略の終結に向けて欧州がロシアとの対話を模索する中、プーチン露大統領が親露派のシュレーダー元ドイツ首相を仲介役として名指しし、親密な関係をアピールしている。

 欧州との対話は拒否しないが、ロシアの利益に配慮する人物の介在を期待しているようだ。

 シュレーダー氏は露西部で今月開催された経済フォーラムに出席した。露大統領府高官は5日、プーチン氏がシュレーダー氏と1対1でクレムリンで面会したと明らかにした。

 プーチン氏は5月、欧州との仲介役に望ましい人物を記者団から問われ、1998〜2005年に独首相を務めたシュレーダー氏に言及した。同氏は、独露間の天然ガスパイプライン事業を推進。ロシアの侵略開始後も露国営石油企業ロスネフチの会長職にとどまり、批判を浴びて退任した。

 欧州では、プーチン氏と親しいシュレーダー氏は交渉には適さないとの見方が出ている。これについてプーチン氏は4日、外国通信社によるインタビューで、和平交渉への参加と区別した上で、仲介役には「交渉当事者が信頼できる人物」が必要だと強調。シュレーダー氏以外が仲介することに否定的な見方を示した。