今年初めて行われた「レイン・レイブ・ウォーター ミュージック フェスティバル」

写真拡大

 マレーシアの首都・クアラルンプールで4月30日から3日間、都市型フェス「Rain Rave Water Music Festival 2026(レイン・レイブ・ウォーター ミュージック フェスティバル)」が初開催された。世界から8万人(非公式)を超える人が来場し、音楽と幻想的な水のパフォーマンスを体感した。

 今年、観光年を迎えたマレーシアで5月1日の「労働者の日」に合わせて中心地のブキッ・ビンタンで、水をテーマにした新たなフェスが行わると聞き、マレーシア政府観光局の協力でクアラルンプールへと向かった。

 熱帯気候であるマレーシアでは“雨”は生活のリズムの一部として、人々の暮らしや文化の中に自然と溶け込んでおり、今回のフェスは“雨”モチーフにした空間演出や体験を通じてマレーシアの文化とのつながりを感じられる構成となっているとのこと。日が傾き始めたので、タイの旧正月・ソンクラン(水かけ祭り)をイメージしながらフェス会場となっているパビリオン・クアラルンプール前の野外特設会場へと足を運んだ。

 軽快な音楽が流れている会場へと近づくにつれて人の往来が多くなってくる。フェスが行われている通りに入ると、グルメや工芸品、マレーシアの伝統的なゲームなどが楽しめるマーケットエリアが現れた。左右にある屋台をのぞきながら歩くだけでもマレーシアのグルメやカルチャーを垣間見ることができる。

 特設会場へと到着すると、舞台上ではマレーシアの各地の伝統舞踊のパフォーマンスが行われていた。続いて舞台中央に設けられたブースにDJが登場すると、観客から大きな拍手が起こり、いよいよメインイベントの水かけの始まりだ。

 夕闇の中にカクテル光線が舞い、DJが音楽を奏で始めると、会場の観客のボルテージは最高潮へ。舞台前に設置された放水銃から観客に向かって勢いよく水が放たれる。観客から大歓声が沸き起こり、全身に水を浴びながら全員が笑みを浮かべながら体を上下に揺らす。スモークがたかれると、煙の中に光が反射して幻想的な世界が眼前に広がる。まさに日本では体験できない非日常の世界だ。

 しばらく観客と一緒に体を揺らしていると、日頃のストレスが水に洗い流されスッキリとした気分になった。気が付けば午後10時を回っている。明日の予定もあったので後ろ髪を引かれながらフェス会場を後にした。

 この「Rain Rave Water Music Festival」は、来年も同時期に開催される意向とのこと。また、観光年は2027年まで継続される。マレーシアの観光とイベントの情報は「マレーシア政府観光局」HPを参照。