大相撲五月場所>◇五日目◇14日◇東京・両国国技館

【実際の映像】館内どよめく電光石火の珍手

 身長177センチ、体重わずか76キロ。モデルのような細身のイケメン力士が、倍近い体重を誇る134キロの巨漢を「足取り」の珍手で仕留め、両国国技館を熱狂させた。電光石火の早業が決まると、館内は一瞬のどよめきを経て、すぐさま割れんばかりの拍手喝采に包まれた。 

 三段目三枚目・山藤(出羽海)が、三段目四枚目・大和湖(山響)を足取りで下し、3勝目(1敗)を挙げた一番。山藤の体重76.3キロに対し、対戦相手の大和湖は134.4キロ。その体重差は約60キロ、まさに大人と子供ほどの体格差対決となった。

発生確率は0.14%の珍手に喝采

 立ち合い、山藤は低く鋭く踏み込むと、相手が反応する間もなく懐へ。一気に右手を伸ばして大和湖の右足を掴み上げた。そのまま頭を相手の腹につけて押し上げると、134キロの巨体を鮮やかに土俵へと転がした。レスリングのタックルを彷彿とさせる、小兵ならではのスピードと技のキレに、観客は総立ちとなってこの快挙を称えた。

 ABEMAの視聴者からも「得意の足取り」「足取り!」「レスリングかよ」と驚きと称賛のコメントが寄せられた。足取りは、過去の三月場所で宇瑠寅が5勝すべてをこの技で挙げたことでも話題になったが、日本相撲協会のデータでも発生確率は0.14%と低い珍手の一つだ。22歳の若き技師が見せた“二度見必至”の快勝劇に、ネット上では「すごーい」「出た!十八番」といった反響が鳴り止まなかった。(ABEMA大相撲チャンネル)