『外道の歌2』窪塚洋介&亀梨和也インタビュー「阿吽の呼吸で出来ている感じ。良いバディだなと思います」

2024年12月に配信開始し話題を呼んだ「外道の歌」の続編となる「外道の歌 SEASON2」がDMM TVにて独占配信中です。
人気コミックを実写化した、復讐屋を営む男たちを描くクライムサスペンスドラマ。凶悪な犯罪に手を染めながらも十分な裁きを受けず、反省もしない犯罪者たち。そんな無法者たちに被害者に代わって、制裁を加える男たちがいた。これは2人の復讐者による《外道》の物語。
表向きは小さな古書店を営む2人の男、鴨ノ目武ことカモを演じた窪塚洋介さんと島田虎信ことトラを演じた亀梨和也さんにお話を伺いました。
──待望の続編となりました。前作の反響はどう感じられていますか?
窪塚:普段あまり作品の感想とか言ってこない人たちが「良かったよ」と言ってくれたり。原作漫画のパワーもあると思いますし、たくさんの方が観てくれたんだなと嬉しかったです。
亀梨:普段お仕事させてもらっている関係者の方たちの、特に男性陣たちが熱量を持って感想を言ってくれて。僕もいつもとは違う感覚を感じました。
──久しぶりに一緒に撮影されて、すぐにカモとトラの感覚を取り戻せましたか?
窪塚:さっきもその話をちょうどしていたんですけど、全然期間が空いていた感覚が無くて。SEASON 1とSEASON 2が(ストーリー的に)直結していたということもあるんですけれど、何の違和感も無く。一昨日も一緒に撮影していたよね?くらいの感じでした。
亀梨:(SEASON 1の撮影より)一年空いていたので、どうなるかな?と思っていたのですが、衣装合わせをしてスタッフさんの顔を見たらすぐに戻ってくる感覚がありました。これは不思議な感覚で。SEASON 1の最後からストーリーがつながっていることもあり、登ってきた山の頂上から始められたことが良かったなと思っています。


──SEASON2では復讐の迫力は増しつつも、クスッと笑えるシーンも多いですね。
亀梨:トラに自由に味付けさせてもらえることもあって楽しかったです。
窪塚:羨ましかったもん。カモはほとんど動かないので、舞台で木の役をやってるような感じで。
亀梨:僕、幼稚園のお遊戯で風の役やったことあって。すごくないですか?(笑)
窪塚:風ってもう神の領域だね(笑)
亀梨:奈々子役の南沙良さんも一年前より色々話してくれたり、距離が近づいた感覚もありました。それぞれのキャラクターを背負って現場に入るわけだから、本当の意味での“自然”では無いかもしれないけれど、良い空気で撮影に入れたと思います。
窪塚:2人のやり取りを見ていて、俺も何かしたいなと思ってちょっと動いたら監督に「今のカモさんっぽく無かったです」と言われちゃうので、亀ちゃんの自由な動きは羨ましかったですね。でも、動かない・基本話さない、カモというキャラクターを演じることも面白くて、個人的には低い声を安定して出すことを心がけていました。
──回想シーンではカモさんの過去も明らかになっていきますね。
窪塚:Season1もSeason2も回想シーンでクランクアップしているのですが、それが次の他作品への良い“緩衝材”になっていると思います。「そうそうそう、芝居ってこういう感じ」って思い出すというか。ずっとカモでいると他の現場に支障が出るくらい、アプローチが違うので。回想はすごくキツいシーンだけれど、あの悲しい過去があるから今のカモの過去があるのだということを感じて身につまされるんですよね。だから、トラや奈々子との楽しいシーンでも、カモにはずっと“痛み”があるから動かなかったり笑わなかったりするという。今のカモはどんな笑顔をしているんでしょうね。
──すごく辛く、カモの決意が感じられるシーンでした…。トラのアクションもパワーアップしていますね。
窪塚:マジすごかったですよね。撮影中に早回しを見ている様に感じられることもあって、すげーって観客として感動しちゃいました。
亀梨:ありがとうございます。綺麗になりすぎないことは意識していました。お芝居だし、セリフもあるし、もちろん決まりもあるんですけれど固くならない様に気をつけて。自分の癖として固くなりがちなので、“ずっと動いている人”の動きでいたいなと。監督の描いているものが明確にある作品ですし、それを表現出来る様に一回動きを提示してみて「それだと決まりすぎですかね」と言われたら、どう崩せるかなと調整していきました。

──白石晃士監督ならではの演出も楽しみの一つなのですが、引き続き白石監督とご一緒していかがでしたか?
窪塚:すごくチャーミングな人だから、その力で現場を引っ張ってくれるというか、空気を作ってくれることがすごく大きかったと思います。この作品で監督がゴリゴリな感じで来ていたら全然違ったと思う。
亀梨:本当に。可愛らしいと言ったら失礼かもしれないですけれど、作風とは裏腹に柔らかい現場というか。やるべきことはもちろんやるし、決める所は決めるのだけど、際どいシーンでも淡々といてくれる所が我々にとって救いだったなと思います。
──Season1の時に出られていた窪塚さんと亀梨さんのインタビュー記事などでお互いを尊敬されていましたが、こうしてお話を伺っていてもそれがとても伝わってきます。
窪塚:Season1で受けた印象がそのまま深まった感覚もあって、さらに頼れる存在になったなと思います。(亀梨さんの)環境が変わったじゃん? 雑談している内容も、より制作側の気持ちであったり、作り手への感謝に変わってきたなと感じていて。自分の体験から生まれてきた感謝や気持ちをすごく話す様になったなって。それがより良いエフェクトとなって亀ちゃんを作っているのかな、なんて。親戚のおじさんみたいなコメントですけれど(笑)。
亀梨:僕がお仕事を始めさせてもらって、将来自分がどうなるかもわかんない時から窪塚さんは活躍されていて。テレビドラマも映画もずっと観させてもらっていたから、カリスマお兄さんという気持ちはずっとあります。そういう勝手にこっちが持っている印象がありつつ、現場ではとにかく体当たりだなということを感じました。「この現場はこうしていこう」ということを示してくれて、その温度感に浸らせてもらいながらやらせてもらえたっていうのはすごく大きかったです。
窪塚さんって正解とか不正解とか、何にもはまらないんですよ。肯定も否定も無く、話を聞いてくれるから、どうだろう?と迷ったら何でも話させてもらっていました。
窪塚:とにかく亀ちゃんの負荷がすごかったからね。セリフも多いし関西弁で、アクションの量も多い。全てに真摯に真っ直ぐにやっている姿を見て、亀ちゃんの実力をなめているわけじゃないけれど、テイクを重ねたとしてもとことん付き合う気でいました。結果的にそんな必要はないぐらいのクオリティだったんだけど、とにかくいい作品になるように全体を見ている所が素晴らしいなって。俺が作りたい現場の空気感みたいなものも察してくれて、それが阿吽の呼吸で出来ている感じも嬉しかった。自分でも良いバディだなと思います。
亀梨:特にこの作品ってキャストの出入りが多い作品なので、そういう空気作り、気配りって大切だなと思っていて。実年齢も経験値もそうですが、カモトラの関係値に近い所があるなと感じています。
窪塚:今思い出したんだけど、役者に負荷がかかりすぎ問題というのがあって。今はスマホで作品を観る人が多いので、後から編集で差し込むために同じシーンを何度か撮ることがあるんですね。そのどのシーンにも全力で取り組めたらいいんだけど、役者も人だから、どこに感情のMAXをぶつければいいのかクリアにして欲しいということをスタッフさんたちに伝えたなって。それを「俺はこういう風に伝えようと思うんだけど、どう?」って亀ちゃんや溝端くんに伝えて、助監督に相談したこともありましたね。


──素敵なお話をありがとうございます。Season2も本当に個性的なキャストが集結していますね。
窪塚:それぞれスピンオフが出来るくらい、濃いですよね。あのちゃんも、天職なんじゃないかなっていうくらいハマっていて。そういえば、この間あのちゃんが声優をやっている『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』を観て、それもハマりすぎていてすごいなって思っていたけど、「外道の歌2」もすごかった。
亀梨:池内さんと窪塚さんが共演するというのは、見ていてエモかったですね。
窪塚:「『GTO』ぶりだよね」なんて居酒屋で2人で飲んでいるオフショットを撮って、打ち上げで流そうと楽しみにしていたんだけど、打ち上げが賑やかすぎて、肝心なところが聞こえなくて。全くウケなかった(笑)。
亀梨:(笑)。
──それはファンとしても観たすぎます(笑)。今日は貴重なお時間をどうもありがとうございました!

撮影:You Ishii
窪塚洋介さん
スタイリスト:三田真一(kiki inc.)
ヘアメイク:佐藤修司(botanica make hair)


「外道の歌 SEASON2」
配信表記:DMM TV で独占配信中!(全6話)
特設サイト:https://info.tv.dmm.com/original/gedounouta/season2/
コピーライト:©DMM TV
