韓国闇社会を牛耳った「麻薬王」と繋がり、210万人分の麻薬流通も タイで豪遊→強制送還の50歳男、身元情報が公開

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「麻薬王」パク・ワンヨル(47)に麻薬を供給した疑いでタイ現地で検挙された麻薬犯チェ・ビョンミン(50)の身元が公開された。

【写真】フィリピン刑務所から韓国闇社会を牛耳った「麻薬王」の素性

京畿(キョンギ)南部警察庁は、5月12日午前9時から6月11日午前9時までの1カ月間、ホームページを通じてチェ・ビョンミンの名前、年齢、マグショットを公開すると発表した。公開期間が終了すると、関連法に基づき当該情報は削除される。

警察は今月6日に身元情報公開審議委員会を開き、公開を議決したが、本人が書面での同意を拒否したため、公開時期が延期されていた。

「重大犯罪身元公開法」第4条第7項では、被疑者が身元公開に同意しない場合、少なくとも5日の猶予期間を設けるよう規定している。

チェ・ビョンミン(写真提供=京畿南部警察庁)

チェ・ビョンミンにかけられた容疑は、2019年9月から2021年9月までの約2年間、テレグラムを通じて覚せい剤(ヒロポン)46kg、ケタミン48kg、エクスタシー(MDMA)約7万6000錠を韓国国内に流通させたというものだ。この量は時価380億ウォン(日本円=約40億円)、210万人が同時に投与できる規模にのぼる。

このうち、ケタミン2kgとエクスタシー約3000錠は、テレグラムで「チョンセゲ(全世界)」というニックネームを使用したパク・ワンヨルに流れていたことが判明した。

チェ・ビョンミンがテレグラムで使用したニックネームは、ソウル江南区(カンナムグ)の高級住宅街で知られる清潭洞(チョンダムドン)から取った「チョンダム」だった。

同氏はビットコインなどの暗号資産を決済手段として受け取り、麻薬を取引してきたと把握されている。こうして稼いだ資金で多額の不動産を保有し、スーパーカーを乗り回すなど、豪華な生活を送っていたというのが警察の説明だ。

捜査の端緒となったのは、今年3月25日にフィリピンから韓国へ送還されたパク・ワンヨルの供述だった。

警察はパク・ワンヨルに対する取り調べの過程でチェ・ビョンミンの容疑を確認し、タイの捜査当局と協力して4月10日に現地で身柄を確保した。その後、今月1日に韓国へ強制送還されたチェ・ビョンミンは、前日の11日に検察へ送致された。

(記事提供=時事ジャーナル)