【ティッシュで掴むべからず】“カメムシ”は「平年よりやや多く飛来時期も早まる」予測も 越冬した個体が多い?効果的に追い払う方法は?
最近、家の周りや道端でカメムシを見かけますね。
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庭のサクランボの木にも、カメムシがやってきました。
今年、カメムシは多い?
今年のカメムシの状況について、害虫駆除を専門とする東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。
──カメムシの発生は、今後どうなりそうでしょうか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「香川県農業試験場病害虫防除所の報告書では、以下のようにあります。
『本年4~7月の果樹カメムシ類の発生量は平年よりやや多く、飛来時期も早まると予測されます。特にスギ・ヒノキが多い地域や、過去に被害があった圃場では、早期からの袋掛けやネットによる侵入防止、発生初期での薬剤防除を徹底してください。栽培圃場で被害果やカメムシ類を確認した場合は、速やかに防除を実施してください。』
今年は冬、体感的にあたたかく、春の雨も多く感じますね。人にとって過ごしやすい冬はありがたいものですが、これ、実は虫たちにとっても同じです。
一般的に、生き物は冬が厳しいほど野外で越冬できる個体数は減少します。逆に言えば、暖冬の年は生き残りが増える傾向があります」
越冬したカメムシが多いのでは?
──冬にもカメムシの目撃情報が届いていました。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「私の周囲でも、昨年の秋から今年の春にかけてマルカメムシが多く見られました」
(東洋産業 大野竜徳さん)
「また、休日山歩きの途中で立ち寄る自動販売機や道端ではクサギカメムシを複数確認しています。
岡山でも注意して見ると、あちこちでカメムシの姿が見られます。これは、無事に越冬できた個体が多かった可能性を示唆しているかもしれません。
そして彼らはこれから繁殖期、恋の季節です。生き残った個体が多ければ、それだけペアも増え、結果として次世代の個体数も増える可能性があります。
今年は、例年よりややにぎやかな年になるかも、というのは香川県農業試験場病害虫防除所の見解と似ています」
カメムシが増えると天敵も増える
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ただし、話はそう単純でもありません。カメムシが増えれば、それを餌とする捕食者や寄生性昆虫、いわゆる天敵たちも増える可能性があります。
さらに、春から夏にかけての気温や降雨の影響によって、個体数は増減します。
つまり現時点では、『現状多いように思えます、ということはここからも多くなりそうな気配はありますが、最終結果はまだ流動的』というのが私の見立てです」
──家の周りでは、どんな場所に?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「こういう植物とかですね。緑色のカメムシなのでついているかなというところ」
厄介な「臭い」 どう対策する?
カメムシといえば、あの厄介な臭い。
この強い「におい」の成分が肌に触れると、水ぶくれや痛みがでる恐れもあるといいます。
──できるだけ臭いを出させずに追い払う方法はあるのでしょうか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「(1)底を切ったペットボトルに紙などで優しく落とす。
(2)刺激を与えず、紙にのせて室外へ放つ。
刺激を与えることで悪臭を放つためテッシュペーパーで掴んだり、ほうきで叩いたりするのは避けた方がいいですね」
(東洋産業 大野竜徳さん)
「なるべく来させないようにする、あるいは育たないようにするというということで、距離を取りながら生きていくことが大事なのかなと思いますね」
もし遭遇しても落ち着いて対応することが大切です。
もし臭いが手についたら?
──もし、追い払う際に手に臭いがついてしまった場合は?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「石鹸で洗う前に一度消毒用のアルコールで手をもんで、臭いを浮かせてから石鹸で洗うと取れやすいです。
また、光に集まってくる習性もあるので夜はカーテンなどで光を遮ることもおすすめです」
