GW中に注意したいクルマのトラブルは?(画像はイメージ、foly/PIXTA)

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「バッテリー上がり」「タイヤトラブル」が多発! お出かけ前にチェックを

 まもなくやってくるゴールデンウィーク。
 
 期間中は旅行や帰省などのため、全国的に交通量の増加が見込まれます。
 
 クルマで遠方に移動する人も多いですが、その際に気をつけたいのがクルマのトラブルです。

 特に普段あまりクルマを使用せず、休日にのみ運転するケースではクルマのメンテナンスが不十分だったり、ドライバーが運転に慣れていなかったりしてトラブルが起きやすい傾向にあります。

【画像】「ええぇぇ!」 これがクルマを「傷めつける行為」です!

 JAF(日本自動車連盟)が公表している「ロードサービス救援データ」によると、2024年4月27日〜5月7日までのゴールデンウィーク期間中におけるロードサービスの救援件数は四輪・二輪合わせて6万6643件でした。これは1日あたり約6000件もの救援が発生していることになります。

 なお、道路別にロードサービスの救援内容トップ5を集計したデータは以下のとおりです。

● 一般道路
1位 過放電バッテリー 2万2916件
2位 タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足 1万3106件
3位 破損/劣化バッテリー 4382件
4位 落輪・落込 3351件
5位 キー閉じ込み 3189件

● 高速道路
1位 タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足 995件
2位 燃料切れ 264件
3位 事故 181件
4位 過放電バッテリー 137件
5位 発電機/充電回路 60件

 一般道路、高速道路ともに上位にランクインしているのが「過放電バッテリー」です。過放電バッテリーとはいわゆる「バッテリー上がり」のことで、エンジン停止後にクルマのライトをつけっぱなしにしたり、エンジン停止中にテレビを見たりするなどの行為によって発生しやすくなります。

 加えて、普段あまりクルマを使用しないといった状況でもバッテリー上がりを起こしやすいため、可能な限り定期的にクルマを走行させ、バッテリーを充電させておくことが重要です。

 また一般道路の3位にランクインしている「破損/劣化バッテリー」では、バッテリーの故障や寿命などによってエンジンが始動できなくなります。

 エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトや室内灯などが暗くなったりした場合はバッテリーが劣化している可能性があるため、遠出をする前に点検や交換をおこなうべきといえるでしょう。

 さらに「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」も高速道路で1位、一般道路で2位にランクインするほど多いトラブルのひとつです。タイヤのパンクは釘が刺さる、縁石に擦るなどして徐々に空気が抜けていく状態を指す一方、バーストはタイヤが一瞬で破裂する現象のことをいいます。

 クルマで出かける前にタイヤに異物が刺さっていないか、タイヤにひび割れがないかなどを確認するほか、タイヤの空気圧が適正かどうかもチェックしましょう。とりわけ空気圧に関しては、低くても高くてもタイヤの破損といったトラブルにつながるおそれがあります。

 タイヤの適正な空気圧はクルマの運転席ドア付近に貼ってあるステッカーや、クルマの取扱説明書などに記載があるため、それらを参考に調整することが大切です。

 そしてクルマの故障に限らず、「落輪・落込」や「キー閉じ込み」、「燃料切れ」などヒューマンエラーによるトラブルも多く発生しています。

 落輪・落込とは、タイヤが道路脇の側溝や段差などにはまってしまい動かせなくなる状態です。慣れていない道や初めて通行する道などでは思わぬ場所に側溝や段差があって落輪するケースも想定されるため、注意が必要です。

 また、キー閉じ込みは車内にクルマの鍵を残したまま外に出て、ドアをロックしてしまうことをいいます。近年は車内に鍵が残っていると警報音が鳴る「スマートキー」の普及によってキー閉じ込みによる救援件数は減少傾向にあるものの、状況次第ではキー閉じ込みが起きるおそれがあります。

 小さな子どもが乗っている状態でキー閉じ込みが発生すると熱中症になる危険もあることから、ドライバーが鍵を肌身離さず携帯するように心がけましょう。

 上記の燃料切れ(ガス欠)に関しても、二次的な交通事故を誘発するおそれがあり大変危険です。特に高速道路での燃料切れは道路交通法第75条の10で定められている「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」という交通違反に当たります。

 高速道路によっては長い区間ガソリンスタンドがなく、すぐに給油できないケースもあるため、遠方に出かける際はガソリン残量にも留意しておきましょう。

※ ※ ※

 連休期間中は普段クルマを使用しないユーザーが運転したり、クルマで長距離を走行したりすることにより、いつも以上にクルマのトラブルが発生しやすい状況にあります。

 お出かけ前にはバッテリー・タイヤの状態確認や、必要な資機材をクルマに積載しておくなど、事前の点検と備えを徹底しておきましょう。