山本由伸(C)ロイター/Imagn Images

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 ドジャース・山本由伸(27)が日本時間15日、本拠地ドジャースタジアムでのメッツ戦に3勝目をかけて登板。8回途中1失点と好投したが、勝敗はつかなかった。

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 昨季のワールドシリーズの再戦となった前回8日のブルージェイズ戦(トロント)の七回、それまで無安打に抑えていた岡本を見逃し三振に仕留めた。が、すぐさま岡本が自動投球判定システム(ABS)を要求してボールに覆り、最後は155キロの直球を右中間に運ばれる二塁打を許した。これでリズムを乱したのか、続くクレメントに内野安打され、この回は1死も取れずに降板。2勝目がついたとはいえ、本人には不満の残る内容だった。

 この時は相手のチャレンジによって判定が覆って降板につながったが、身内にも足を引っ張られかねない。

 主にバッテリーを組む正捕手のスミスは元々、ミットを動かしてボール球をストライクにするフレーミングの技術が稚拙な上に、ゾーンの正確な見極めも疑わしい。

スミスのABS成功率は捕手全体では低い

 開幕間もないとはいえ、スミスはマスクをかぶっている際、ここまでABSに19回チャレンジして判定が覆ったのは13回、失敗6回。成功率.684は捕手全体でも低く、控え捕手のラッシングは2度チャレンジして2度とも失敗している。

 スミスは昨季まで5年連続2ケタ本塁打を放つなど、強打の捕手として知られるものの、キャッチングは並以下の評価だ。MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、どれだけストライクを増やしたかを示す「フレーミング指標」は昨季、-10。ホワイトソックス・クエロ(-13)に次ぐワースト2位だった。昨季まではABSが採用されていなかったため、スミスのフレーミングでカウントを悪くするド軍投手は少なくなかったといわれる。

 今季開幕から投手自らボール、ストライクに関してチャレンジするケースが目立ち、ここまで21人が要求し、11人が成功している。

 成功率の低い女房役によって貴重なチャレンジ回数(2回)を浪費しないためにも、山本は勝負どころで自らチャレンジする必要がありそうだ。

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 ドジャースといえば、佐々木の“幼稚さ”を象徴するような「報奨金事件」が露呈した。ことの始まりは昨季WS連覇後というが…。いったいどういうことか。水面下では何が起きていたのか。●関連記事 【もっと読む】“幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」 では、それらについて詳しく報じている。