中央区晴海「高級タワマン」で住民と中国人との大揉めトラブル勃発中!「注意したら逆ギレされた」女性の怒り
文化が入り乱れるタワマン
都営大江戸線・勝どき駅から徒歩5分。朝潮運河にかかる「黎明小橋」を渡ると、地上約180mのきらびやかなツインタワーが姿を見せる。52階建てのイースト棟とウエスト棟、あわせて総戸数1450戸を誇る、中央区晴海の高級タワーマンション「ドゥ・トゥール」だ。
駅近という好立地にくわえ、建物内には24時間営業のスーパー「マルエツ」を併設、フィットネスジムやスパといった設備も充実しているとあり、'15年の竣工から、販売価格は2倍近くに高騰。1LDK・約45平方メートルの部屋で9580万円、2LDK・約104平方メートルの高層階の部屋となると、3億7000万円にのぼる。
マネロンによって多額のキャッシュを得た中国人はいまなお都心部を中心にタワマンを爆買いしており、人気の湾岸エリアでは所有者の2割が中国人という物件もあるとされる。
だが、中国人が増えれば当然、文化の違いによる摩擦も起きる。「ドゥ・トゥール」はまさにそれを象徴するタワマンの一つだ。
買い物カートを部屋に持って帰る
竣工当時から所有する住民の男性が嘆く。
「吹き抜けのエントランスやシックな家具を設置したグランドロビー、東京の夜景を一望できる43階のラウンジバーなど、高級感あふれる内装や設備が『ドゥ・トゥール』の売りです。この高級感が中国人富裕層の購買意欲を掻き立てるようで、どんどん所有者が増え、いまでは約100世帯、200人以上の中国人が住んでいます。
中国人オーナーのなかには中国人向けに賃貸に出す人もおり、所有者と住民が違うケースも多々ある。これが、マンションが荒れる最大の要因になっています」
本誌は複数の「ドゥ・トゥール」住民に取材した。次々と声があがったのは、マルエツの「買い物カート問題」だ。
「1階にあるマルエツで買い物をした後、カートを自分の部屋まで持ってきてしまう中国人住民がいる。部屋の前に置いておいて、またスーパーに行くときに使うわけです。
エレベーターで見かけて『ダメですよ』とやんわりと注意したこともあるんですが、『うるせー!』『お前には関係ないだろ!』と逆ギレされてしまって……。相手は30代くらいの若い女性でした。以来、見かけても注意するのはやめました」(住民の女性)
「ルールの抜け穴を使って何が悪い」
さらに、駐車をめぐるトラブルもよく起きているという。別の住民が明かす。
「マンション前の車寄せに、ベンツやレクサスなどの高級車が長時間駐車されていることがよくあります。注意する日本人住民もいますが、やはり『うるせー、この野郎!』と逆ギレされてしまっている。
また、イースト棟とウエスト棟、それぞれに2機ずつEV車の充電スポットがあるんですが、ここに長時間停めている人もいる。平置きで便利だから、タワー内の地下駐に停めるのがめんどくさい人が使っているんでしょう。
ある住民が『充電以外で使わないように』と貼り紙をしたこともありますが、これに怒った中国人住民は警察を呼びました。防犯カメラの映像をもとに貼り紙をした住民を割り出し、『器物損壊だ』と訴えたのです」
スパのサウナ内にスマホを持ち込む、マンション内の床に唾を吐くといった細かなマナー違反も散見されるという。前述したように注意しても逆ギレされることが多いため、いまでは、ほとんどの日本人住民が見て見ぬふりをするようになったそうだ。
10年以上日本で暮らす中国人投資家の男性は、「規範意識の違い」についてこう語る。
「人口の多い中国では、ルールを守って順番を待っていては、いつまで経っても恩恵を受けられないという考えが根付いています。そのため、『ルールに抜け穴があるのなら、それを利用して何が悪いのか』と考える人が少なくない。買い物カートにしろ、駐車スペースにしろ、罰則がないのだから使って良いという人が一部にいるのでしょう」
【後編を読む】中央区晴海「高級タワマン」で中国人住民との深刻トラブルが相次ぐ理由…「行き過ぎた監視」に及ぶ住民も
「週刊現代」2026年3月30日号より
